心がきゅんとなる話 from New York: A story about a dog

家にいるときは、インターネットでアメリカのラジオニュースを聞いていることが多い私(テレビがないもので)。お気に入りはNPRのMorning Editionです。

先週末、いつものように流しっぱなしにしていたら、とってもニューヨークらしくって、心があったかくなるお話が紹介されていて、「これレッスンで使おう!」と早速ネットで音声を探して保存しました。

ニュースのタイトルは、Dog Races The Rails To Manhattan — And Wins New Yorkers’ Hearts.

タブロイド紙に掲載されていた「ある犬」にまつわる記事を、番組のキャスターが3分弱のお話に編集し直して紹介したものです。

「事件」は平日朝の通勤電車で起こりました。ブロンクスとマンハッタンを結ぶメトロノースという電車を運転していた男性が、その電車を追いかけるように走っている犬がいるのに気づきます。

枕木に足を取られ、つっかかりながらも、元気よく走り続ける犬。運転手は気が気ではありません。電気が流れている線路に当たって感電死するのではないか。電車にはねられるのではないか。

そんな運転手の心配をよそに、犬は並走を続け、さらに、電車が信号で止まった時には、ここぞとばかりに電車の前に躍り出て、電車を先導し始めるのです。

こ れには運転手も困りました。ブレーキを踏んで、スピードを緩めるしかありません。ですが、彼が運転するのはマンハッタンに向かう通勤電車。「忙しい」が口 癖のニューヨーカー。犬一匹のためにスピードを落とすなんて言ったら大騒ぎになってしまうのではないか。緊張しながら車内放送を流します。

「電車の前を走っている犬がいるため、かなりスピードを落として運転しています。」

その放送が終わるやいなや、乗客達が次々と先頭車両に集まってきました。クレームを言うため?ではなく、その犬に声援を送るため!

電車がゆっくりと次の停車駅に入っていきます。犬を捕まえるため線路に駆け寄る二人の警察官。犬はその警察官の腕に勢いよく飛び込んでいきました。犬が無事保護されたのを見て、さらに歓声を上げて喜ぶ乗客達。

この犬は首輪がついてないけれど、ちゃんとお手やお座りをするそうで、きちんとケアされていたことが伺えるとありました。飼い主が見つからなかった場合は、新しい飼い主に養子に出されるとのこと。引き取りたいという申し出も殺到しているそう。

鉄道警察官がこの犬につけたニックネームは”Tie“。どうしてこの名前になったと思いますか?わからない!知りたい!という方は、リンクの再生ボタンをクリックして音声を聞いてみてください。平易な文章で構成されていて、単語さえわかれば簡単に理解できる内容です。サイトにはトランスクリプトも掲載されています。

内容が理解できたら、今度は声に出して読んでみるのも良いですね。どの単語を強く読んでいるとか、どこで息継ぎをするとか、意識しながら繰り返し読みます。プロのニュースキャスターから直接読み方を教わっているんだわーと想像しながら、ね♪