英和辞書を使い倒す。

私のレッスンでは基本的に決まった教科書を使いません。それぞれの生徒さんのレベルや目的、興味に合わせて、一回一回ハンドアウトを作成します。

新しく来られる生徒さんのほとんどが「どんな教科書を使っていますか?」と質問してきます。指定の教科書がないというと、不安な顔をされる方も。その気持ちよーくわかります。

私が教科書を使わない理由はいくつかあります。教科書を買っただけで満足してしまう人が多いというのもあるし(笑)、教科書に書いてあることを金科玉条のごとく信じて、フレキシブルに考えられなくなる人もいますね。

それに、みなさん、既にたくさんの教科書、参考書をお持ちなので、そこにまた新しい本を増やすのも心苦しい。レッスン初日に手持ちの参考書を持って来て頂いて、それらの本を自宅学習でどうやって活用していったらいいか提案させて頂くこともあります。

教科書や参考書の類いを全く持っていないという方には、辞書に投資することをおススメしています。ゼロレベルのシニアの方には中学生用の辞書がぴったりです。文字が大きく、カラフルだし、基本的な文法項目もしっかりカバーされているので、教科書代わりに使えます。イラストや写真もいっぱいで、楽しく語彙を増やしていけるよう工夫されています。

先日、ある生徒さんに頼まれてプログレッシブ中学英和・和英辞典(小学館)を購入してきました。その方に手渡すまで一週間ほど手許に置いていたのですが、どのページを開いても楽しい発見があって、自分でも一冊買おうかと思ったほどです。

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暇なときにパラパラめくりたくなる工夫がたくさん。(プログレッシブ中学英和・和英辞典)

だけれども、この辞書を中学生に使って欲しいかと聞かれると、私の答えはNoです。本当に基本的な単語しか載っていないので、「小説や映画、音楽を通して生きた英語を学ぶんだ!」という知的好奇心いっぱいの中学生には、あっという間に見捨てられてしまいそうなレベルです。英語が好きで自分でどんどん学んでいけるタイプの中学生には、高校生向けの辞書を使うことをぜひ勧めたいです。

私自身は現在、紙の辞書は使っておらず、複数のオンライン辞書とグーグル検索をフル活用しています。ですが、自分がもし初級から中級レベルの学習者なら、迷うことなく紙の辞書を購入して、使い倒すと思います。指でめくって単語を見つけ、線を引き、用例を書き加えたり、似た表現を書き込んだりしながら辞書を自分の物にしていくことが、英語と仲良しになる一番の近道だと確信しています。

みなさんは、オンライン派ですか?それとも紙の辞書派?辞書の活用方法についてもっと知りたいという方は、この本をチェックしてみて下さいね。