声に出して読んでみる。

英語のマテリアルを声に出して読む。これは、私が中級レベル以上の英語学習者の方に特におすすめしていることです。

読み物は、小説や詩などの文学作品だけでなく、ニュースの記事や、個人のブログ、リサーチペーパーなど、どんなジャンルのものでも構いません。

声に出して読むことのメリットはたくさんありますが、私が特に強調したいのは「英語のリズムが身に付く」ということ。読みやすい文章というのは、簡潔で無駄がなく、構文もシンプル。そしてロジカル。脇道にそれることなく、まっすぐポイントに向かっている文章は、声に出して読みながらでも、内容がスムーズに頭に入ってきます。立ち止まって意味を考えたり、何度も読み返す必要がないのです。

あと、発音やアクセントの位置があやふやな単語がわかって、目だけで読んでるときには読み流していたかもしれない単語を、きちんと辞書で調べるきっかけをくれますね。さらに、英語のコロケーションも読みながら自然に身に付いていきます。

私は自分で書いた英文も必ず声に出して読んでリズムや読みやすさを確認します。文法の間違いやタイポのチェックができる他、構文が複雑過ぎて自分で読んでも理解できない(!)文にも気づくことができます。

こちらの大学のライティングセンター(University Writing Center, Texas A&M University)でも、ライティングにおける”reading aloud”の重要性が強調されていました。「とっても効果があることなのに、学生はなかなか実践しようとしない」ので、どうやって学生をその気にさせるかインストラクター向けのアドバイスが載っています(笑)。

教える立場から言うと、声に出して読んでもらうことは、学習者の方が文の構成や内容をどこまで理解できているかが一目瞭然になるので、指導するポイントが明確になるという利点があります。

五感を使うReading aloudは、リーディングだけでなく、スピーキング、リスニング、そしてライティング、すべてのスキルを効果的に伸ばせる練習法だと思います。

誰でも簡単にできる練習法なので、まずは短い文章から始めて、その効果を体感してみてくださいね。