“Who” or “Whom,” that is the question.

New York Timesのウェブサイトに After Deadlineというブログの連載があります。これは、タイムズ紙の記者から上がってくる原稿を校正する中で見つかった文法や語法の間違いをピックアップし、用法を議論するというもの。毎週火曜日更新です(ニューヨーク時間)。

紹介されている間違い例ですが、「タイムズの記者がこんなミスするわけ?」と思うような内容のものばかり。学校で文法をしっかり勉強している日本の中学生なら絶対間違わないようなミスが続出(笑)。

例えば、7月15日のブログでは、“Who”と “whom”が取り上げられていました。

He’s the one who stole the money.

He is the teacher whom we admire.

“Who” はその後に続く動詞の主語であり、”whom”はその後に続く文章の目的語です。上の例文のようにSimple & Clearであれば、間違いの頻度はぐっと下がるのでしょうが、このブログによると、間違い率が高くなるのは次のような文のようです。

He’s the one [who or  whom?] the police think stole the money.

言っていることは一番上にあげた例文と同じですが、”the police think”という補足説明が挿入されています。だけど、お金を盗んだのはあくまでも”He” であり”the one” なので、関係代名詞は”who”となります。

He’s the one who [the police think] stole the money.

この二つの関係代名詞が間違って使われている実例が他に3つ紹介されていました。記事の前後関係がわからなくても、聞き慣れない単語が多いとしても、一目で間違いが見分けられるのではないでしょうか。
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That year, certain analysts, whom Goldman believed had job offers from private-equity firms or hedge funds, were pulled into conference rooms and asked, point blank, about their employment plans, according to an analyst in that class and another person briefed on the matter.

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One showed two young men on the pavement, whom he said were the kidnappers.

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The young woman, Carol Loomis, navigated the magazine’s “Mad Men”-like culture, on one occasion slapping a married colleague ​​whom​​, she delicately recalled, “had an agenda.”

日本人みんなが日本語の文法を完璧に理解しているわけではありません。それと同じように、英語のネイティブスピーカーが使っているからといって、それがいつも正しいとは限らないわけです。書くことを仕事にしている人でもこんな間違いをするのだから。。。

英文を読んだり聞いたりしていて、不自然だなとか、意味がうまく通じないな、と思ったら、「ネイティブが使ってるから正しい」と信じるのではなく、まずは調べてみる、ことをお勧めします。。。(笑)