英語を話すチャンスがない、、、と嘆く前にできること

IMG_0963前回の投稿でご紹介したニューヨークからの友人D。

この夏札幌に10日間ほど滞在して、楽しい思い出をたくさん作って帰って行った彼。ニューヨークに帰って2週間ほど経った頃、「お願いしたいことがある」と彼からメールが入りました。

何でも、札幌滞在中にお世話になった方にお花のプレゼントをしたい。オススメのお花屋さんがあったら、その連絡先を教えてもらいたいというのです。

私は、すぐにいくつかお店をピックアップして、電話番号やウェブサイトをメールしました。ただ、「どうやって連絡するのかな。支払いはどうするのかな。日本国外からの注文も受け付けてくれるのかな。」と気がかりな点がいっぱいあったので、「こっちでお店に問い合わせしてみようか?」と打診してみました。

そしたら、「大丈夫。自分でできるから。」ときっぱり。わかりました。健闘を祈ります。

二日後、彼からメールがありました。「どうなったかな?」と楽しみにメールを開きます。

『あき、この間は、いろいろ調べてくれてありがとう。オンラインで注文できるところがあったから、そこで注文しようとフォームを記入していたんだけど、日本以外の住所(送り主の)が入力できなくて、ここは国外からは注文できないんだと思って断念。そのあと、札幌にあるデパートの花屋さんに電話してみた。お店の人は、自分のかなり怪しい日本語を、一生懸命聞いて、理解しようとしてくれた。30分くらいやりとりして、お花が決まり、送り先の住所も伝えて、やっと支払いというところで、、、自分のクレジットカードが使えないということがわかった。。。』Oh, no…

それでも、本人、悲観することなく、すごくいい日本語の練習になったと、むしろ満足した様子。その後、粘り強くお店を探し続け、無事注文を完了。お花を送ることができたそうです。

自分のまわりに、英語を話す人がいない。せっかく勉強してても、全然使う機会がなくて、何のために勉強してるのかわからなくなる、と言う声をよく聞きます。だけど、「もっと上手になりたい。」「もっと練習して実戦力をつけたい。」と本気で思ったら、できることはいくらでもあるということを、今回の彼の挑戦で気づかせてもらった気がします。

私も留学してすぐは、電話で話すことがとっても苦手でした。何とかこの苦手意識を克服したいと思い、ちょっとした問い合わせが必要なとき、それまでは直接行って聞いたり、メールを送って済ませていたのですが、とにかく電話して聞くことにしました。最初は電話を持つ手が震えたり、「お願いだから出ないでくれー」と思ったり(笑)。それが1ヶ月もしないうちに、電話をするという行為に何のストレスも感じないようになり、電話でのコミュニケーションを心から楽しめるようになりました。

今は、国際電話も安くなり、1-800から始まるトールフリーの番号にも日本から無料で電話できたりして、以前よりもずっと気軽に国外に電話できるようになりましたね。外国人の友人がいなくても、電話できるところはいくらでもあります。例えば、海外の語学学校、ホテルやツアー会社に、問い合わせしてみる。オンラインショップのオーナーに、商品について聞いてみる。どんな簡単なことでも、いいのです。とにかく場数を踏むことが大切。

まだ初心者だし、電話はまだハードルが高い、と思ったら、メールでの問い合わせや、ブログやウェブサイトにコメントを残すという方法もあります。海外のショップに、商品についての問い合わせをしたり、買った商品についての感想を送るというのもあり。

私がコロンビア大学の留学生課でアシスタントの仕事をしていた時も、世界各国から電話やメールで問い合わせがひっきりなしに入りました。留学生課なので、英語を母国語としない方からの問い合わせが多く、文法のミスがいっぱいあったり、何度も読み返して(聞き返して)やっと理解できるということもしょっちゅうでしたが、こちらも仕事なので、忍耐強く話に付き合います。

時には、この人、私を練習台に使ってる?と思うような人もいたりして。語学を学ぶにはこのくらい図々しくなくちゃいけないのね、と迷惑というより感心してしまいます。

さあ、日本にいても、工夫次第でいくらでも練習相手が見つかることがわかりました。
初戦の相手、誰にしましょうかね〜。