信じる力のパワー

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Nakajima Park, Sapporo

ちょっと前になりますが、時々コーヒーを飲みに行くお店のマスターがとっても興味深い話をしてくれました。

昔のエスキモーの人たちは、氷の上で裸で寝ていた。それでも凍傷になることはなかった。それが、だんだん凍傷にかかる人が出てくるようになった。

今まで平気だったのに、どうして?と不思議に思った人類学者が調べに行った。調査でわかったことは、西洋医学の影響が大きくなるにつれて「氷の上で裸で寝たら凍傷になる」という「常識」が浸透していき、次第に凍傷になることを恐れる人が増えていったから、なんだって!

これって、言ってみれば「思い込み」。日常的に気軽に使っているこの言葉。だけど、現実と想念の区別がつかなくなるくらいの強さで思い込んでいたとしたら、、、その思いはかなりの確率で現実のものになることでしょう。

プロとして活躍するダンサーやミュージシャンのインタビューを聞いていると、「自分は絶対にこの世界でプロになれると信じていた。」という発言が良く出てきます。

できると信じているから、頂上までの道のりがどんなに険しくても頑張れる。「自分は頂上にたどり着けるのかな」とか、「この道って本当に頂上に通じてるのかな?」って疑ったりしない。迷ったり、疑ってる暇があったら練習しようって切り替えられる。

「自分には英語のセンスがない。」とか「どうせやっても無駄」とか「やってて意味あるのかな」とかとか、そんな言葉が自分の頭の中に充満していることを発見したら、、、

「うん、自分って天才!」「今やってること、ぜーんぶ身になってる!」「将来英語が必要な仕事につくから(絶対に!)、今のうちにしっかりやっておかなきゃ。」と頭を切り替える「習慣」を身につけましょう。

人間の脳って結構簡単に騙せてしまう、という例をもう一つ紹介させてください。

これは私の身近であったこと。

私はアメリカに留学する前の数年間、札幌で留学生をサポートする仕事に就いていました。

ある日、アメリカからの留学生がオフィスにやってきました。顔色も良くないし、何か深刻な悩みでもあるのかな?と、こちらもちょっと緊張して対応しました。

聞いてみると、最近体調がすぐれない。毎日しっかり寮のご飯を食べてるのに、体重がどんどん減っていく。めまいもしてくるようになった。。。とのことでした。

すぐに近くにある診療所に連れて行きました。日本語は初級レベルの彼。通訳として私も一緒に診療室に入りました。

医師は色々な質問をしながら、脈を取ったり、聴診器をあてたりして、原因をつきとめようとしますが、どこをとっても正常で、どこが悪いのか全くわかりません。

困っている先生に、「いや、だけどこんなに一気に体重が減ったことは今までない!ちゃんと食べてるのに」と主張する彼。

ふと先生が何かを思いついた様子で、「ちょっと体重計に乗ってみて」と彼に言いました。

言われた通りに乗って自分の体重を見た彼。”WHAT? Can’t believe it.”叫んでます。どれどれ、と体重を見てみたら、彼の体重は、100グラムも減っていないことが判明しました。

はい、その通り。寮にある体重計が壊れていたのです。。。

「なんだよー。壊れた体重計なんて置いておくなよ」なんてプリプリ怒っていた彼も、みるみる顔色が良くなり、最後は何事もなかったように家に帰って行きました。

笑い話で終わったからいいけれど、気づかないうちにこういうこといっぱい起こっているかもしれません。

自分の頭の中で勝手にストーリーを作り上げて、一喜一憂したり、真実を確かめもしないで結論を出したり。

私たちが潜在的に持っている「信じる力のパワー」。せっかくだから是非良いことに使っていきたいですね。

2 comments / Add your comment below

  1. こんにちは。コメント欄を作られたんですね。
    凍傷のお話、とても興味深いですね。本当なのか少し気になりますが、そういうことがあっても不思議はないような気もします。
    実際、診断名があると病気が作られることがあるように思います。
    「信じる力のパワー」を読んで、”the eyes see what the mind knows.”という言葉が思い浮かびました。
    使い方が合っているかはよく分かりませんが…。
    信じるほど強く思っていると、チャンスを見逃すことがなく、その結果うまくいくのかもしれませんね。
    前向きに考えて、信じる力を上手に使っていきたいです!

    1. Calamariさん、コメントありがとうございます!はい、コメント欄開けました。

      「診断名があると病気が作られる」っていう言葉に、ドキッとしました。深いです。
      脳科学、ますますはまってしまいそう。Neuroscientist 目指してしまいそうな自分が怖い(笑)
      また遊びに来てくださいね。

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