Hello 2018! そして、2017年を振り返る。

2018年を迎えて、1週間が過ぎました。まだお正月休み中の方もいるでしょうか。

新しい年を迎える前に、ゆっくり2017年を振り返るチャンスを持とうと思っていたのですが、年末は慌ただしく過ぎてしまい、このタイミングになってしまったという、、、。

皆さんにとって、2017年はどんな一年でしたか?

私にとって2017年は、たくさんの発見と学びの機会に満ちた年でした。

お仕事を通して多くの出会いがありました。東京と札幌で、旧友とのうれしい再会も!

全く未知の分野での翻訳・通訳の依頼に、専門用語満載の資料を必死で勉強したりもしました。

だけど、昨年、一番大きな収穫は、札幌市の図書館カードを作ったこと!!

札幌に住んで、4年目にして初めて手にしたライブラリーカード。どうして、もっと早く作らなかったんだろう。中央図書館には、今まで何度か足を運んでいました。でも、書架をさらっと見て、「これと言って読みたい本がないなー」って感想で、何も借りず帰ってきてたのです。

ある時、本屋さんで見て買おうかどうか迷っていた本を、何気なく(本当に何気なく)、オンラインで検索して、その蔵書の充実ぶりに驚き、予約システムの便利さに目を見張り、この4年間、宝の山に全く気づかず、無駄に過ごした自分を悔やみました。

それからは、2週間に5、6冊(時には10冊)のペースでチェックアウトして、5月から12月までの8ヶ月で、100冊くらい読んだかな?流し読みした本もたくさんあるし、読まずに返した本もあるので、実質80冊くらいでしょうか。

一番心に残っているのは、”Brooklyn” by Colm Tóibín. (日本語版は、「ブルックリン」)

一昨年ぐらいから、アメリカのメディア(特にブログ)でこの表紙を頻繁に見かけ、ものすごく気になっていたのです。2015年の映画化がきっかけだったのだと思います。

内容は、簡単に言うと、1950年代初頭、アイルランドから単身ニューヨーク・ブルックリンに移住して来たEilisが、仕事や恋愛での様々な葛藤を通して、大人の女性として力強く成長していく姿を描いたお話。一応ラブストーリーだけど、淡々と、静かに進んでいく文体がとても好みでした。

映画はどんな感じなのかなーと思い、ユーチューブで検索してトレイラーやクリップをいくつか見ていたら、私のイメージとピッタリで(と言うか、それ以上!)、気分的には「映画も見ました!」って言っちゃいそうなくらい、たくさんのシーンを何度も何度も再生して楽しみました。映画館で見たかった。。。

著者のコルム・トビーン(Colm Tóibín)が、映画の感想を語っているビデオがあるのですが、これがとても良いのです(日本語訳はありませんが、英語の字幕は付いています)。

多くの人が一番のお気に入りと言っている夕食のシーン(子役のフランキー最高!)と、最後のシーンを取り上げて、時代背景や、映像と小説の違いなど絡めながら話してくれているのですが、最後のシーンについての彼のコメントが、最高に素敵で、何度見ても泣けてしまいます。(Spoiler Alert: 映画を見てない人は、結末がわかってしまうので注意。)

この、小説には書かれていない場面について、彼はこう語っています。

“I’m an absolute sucker for that scene. Of all the scenes, that’s the one that gets me. And I wrote the book, you know, I’m sitting there with that bit I didn’t write, thinking –I’m in tears, and I think this is so great. This part was filled for me, that I had left empty.”
(最後のところは、本当に気に入ってるんだ。全てのシーンの中で、強く心に残る場面だよ。この本を書いたのは自分なんだけど、自分が書いてない場面を見て、自然と目に涙が浮かんでる。すごくいいって思いながら。この場面は、自分が敢えて空白にしておいた部分を埋めてくれているんだ。)

*be a sucker for は、「〜に目がない」という意味です。

キャスト、脚本、映像、そして、お洋服、すべてに100点をあげたい。素敵な映画を作ってくれてありがとうと言いたい。(見てないけど!)

アマゾンでストリーミングして見ようかな。

Leave a Reply

CAPTCHA