サクラサク

ところどころ雪が残る札幌ですが、ぐんと春らしくなってきました。 There’s still lots of snow in Sapporo and you’ll probably need a pair of mittens and/or hat when you are out (it’s true, at least, for me), but spring is definitely in the air! I’ve been busy with spring cleaning and decluttering lately. I’m full of energy. Do I have spring fever?

着るものに困る時期の到来です。こっちの人は4月になった途端、装いが一気に春仕様になります。私的にはダウンジャケット着て出かけたいような気温の日でも、みなさんトレンチコートや薄手のジャケットを着て颯爽と歩いています。寒くないのかなーと思いますが、長い冬がようやく終わって、一日も早く春を満喫したいという気持ちの表れなのかなと思ったりもしています。

春と言えば、進学の季節。私のレッスンを受けてくれている生徒さんたちにも春がきました。

ランクを落とした方がいいのではという周囲の心配をよそに、見事難関校への合格を果たした中学生。

「今挑戦しなかったら絶対後悔する。」と、誰に言われるでもなく、自ら中学受験を決意して、受験に挑んだ小学6年生。合格発表の日の朝、「もしもし、先生!%&^#%*#&!!!」興奮し過ぎて、言葉になってない(笑)。もう笑ってるんだか、泣いてるんだかわからないけど、「受かったんだな。」ってことだけはわかる。今思い出しても笑ってしまいます。

希望した学校に合格できなかった子もいます。自分では、うまく言ったという手応えがあったのに、不合格という通知を受け取った彼女。残念だけど、この不合格には必ず深い意味があるはず、と励ましました。そしたら数日後のレッスンで、「自分の進みたい方向がはっきりした。あの学校に受からなくて良かった。」と、スッキリした顔で話してくれました。心機一転、新しいゴールに向かって勉強を始めています。

青春のかけがえのない一瞬一瞬のドラマを、彼らと一緒に、経験させてもらえる喜びは、言葉では表現しきれませんね。本当に感謝です。 私がtwitterでフォローしているあるアメリカ人ジャーナリストが、先日このtweetをシェアしていました。まさに喜びが爆発!

このビデオを見ながら、私がコロンビアから合格通知を受け取った日のことを思い出していました。 アメリカの大学院から合格通知が届くのは、だいたい2月から4月初旬です。私が出願したのは、ハワイ大学、ミネソタ州立大学、ニューヨーク大学、コロンビアのティーチャーズカレッジの4つ。最初に通知が届いたのはハワイ大学でした。

まず、リンク付きのメールが届いて、リンクをクリックすると、合格か不合格がわかるという形式だったと思います。。。(実はよく覚えていない)2月中旬です。第一志望ではなかったのですが、とりあえず受け入れてくれるところが見つかったと、ホッとしたのをよく覚えています。

次に、ミネソタの大学から「おめでとう」の連絡がきました。自分がやりたいテーマを研究している先生がいたし、少人数制なので、学生と教授との距離感が近いのも魅力的でした。唯一の懸念事項は、「冬は半端なく寒そうだなー」(笑)。

アメリカの大学で勉強できることが確実となって、先の見えない不安やプレッシャーから解放されたのは嬉しいことでしたが、自分が心の底で待っていたのは、コロンビアからの合格通知でした。少し前の自分には、雲の上の存在でしかなく、出願すること自体、時間の無駄としか思えなかった大学。だけど、出願すると決めてから、この大学以外考えられないといくらい、自分の心の大部分を占めるようになっていきました。

周りの人には、「ハワイ遊びにきてねー」と言ってみたり、ミネソタの位置を説明したりして(笑)、どちらかで学生生活を送っている自分をイメージするように努めました。

それから約1ヶ月後の3月下旬のある日。朝8時にフェデックスからの電話で目を覚ましました。 「中村さん、アメリカ、ニューヨークから書類が届いているのですが、午前中ご在宅ですか?」 「います!います!」と、ベッドから飛び起きました。 その書類が合格通知かどうかわからないけど、不合格だったら、フェデックスなんか使わないよね。と自分に言い聞かせる私。「あー早く来てくれー」とはやる心を抑えながら待ちます。

ピンポーン。 来た! 震える手で封筒を開きます。

合格ーーー!!!!!涙、涙、涙。

今思い出しても身震いします。 (ちなみにNYUからは、その3週間後に合格通知が届きました。)

社会人になってから(しかもすでに30代半ばでした。)の留学準備は、とにかく孤独で、精神的に追い詰められます。励ましあえる仲間が近くにいない。自分がやっていることをわかってくれる人が周りにいない。社会のどこにも居場所がない感覚と言えばいいでしょうか。 「自分は本当にこれがやりたいのか」「現実逃避ではないのか」「合格できたとして、やっていけるのか」「何にためにこんな辛いことやってるの」っていう、超ネガティブな思いばかりがぐるぐるする毎日。 だけど、その時の私はもう後戻りできない状況だったので、前に進むしかなかった。。。

TOEFLを申し込み、飛行機やホテルの手配をして、受験して、結果を待つ。大学のサイトで必要な出願書類を調べて、東京の大学から卒業証明書を取り寄せる。オーストラリアの教授に推薦状をお願いする。そうやって、やるべきことを淡々とこなして行く中で、少しずつ「これでいいんだ。自分は自分がずっとやりたかった夢に向かって進んでいるんだ。」と自分を肯定できるようになっていきました。 すると、思いもしないところから、救いの手が差し伸べられ、いろいろなことがスムーズに行くようになるから不思議。自分でもびっくりするくらい。

ニューヨークから帰国してもうすぐ5年。今振り返って思うことは、「あの時、あきらめなくて本当によかった。」ということ。 「留学に挑戦すること、コロンビアを受験することをを決断してくれて、本当にありがとう。」と、当時の私に言いたいです。

5年先、10年先の自分に感謝される自分でいられるよう、これからも成長し続けていく決意です。

マルつけ禁止

日本に帰って来て、ちょうど4年が経ちました。

帰国した当初は、逆カルチャーショックの連続で、「ここで、あとどれだけサバイブできるだろうか」って自分のことが心配で仕方ありませんでした。が、、、最近は、随分慣れてきたと思います。(周囲の人はどう思ってるかわかりませんが。)

そんな私が、一つだけ、未だに慣れないことがあります。特に、中高生とのレッスンで、頻繁に見かける行動なのですが、、、その行動を見るたびに、私の頭の中はクエスチョンマークだらけになります。

それは、

答え合せをしていて、合ってる答えにマルをつける、という行動。

何がおかしいの?って思いますか?

最初に、マルをつけてるところを見たとき、彼らが何をしているのか全く見当がつかず、大事な単語に印でもつけてるのかなって思っていた私。「あーマルか」って気づくまで、数分かかってしまいました。

アメリカでは、間違っている問題にマルがついて、正解だった問題にはチェックマークがつきます。そのシステムに慣れていたということもありますが、、、

合ってた!マル!っていう行為が、いかにpointlessな行為か、誰も指摘しないんだなってことに、軽くショックを受けました。

マルをつけたい気持ち、よくわかるけど、、、機械的にマルとバツをつけて、はい、おしまいっていうのは、勉強じゃないですよね。

答え合わせで大事なのは、マルとバツの数を数えることじゃなくて、きちんと内容を理解して問題を解けているか、自分でチェックすること。

正解だったとしても、正解にたどり着くまでの過程が、あやふやなままだったら、それは理解しているとは言えないわけで。

問題演習を通して、自分の理解を確固なものにしていく作業が勉強だと思っているので、生徒たちにも、「私のレッスンでは、マルは禁止ね。」と宣言しています。

「マルをつけたい」「間違いたくない」っていう強迫観念のようなオーラは、中高生に限らず、レッスンに通って来られる方、全体的に見られます。

「間違うこと」イコール「素質がない」「頭が悪い」っていう思い込みはないですか?

生まれてからずっと日本語の環境で生活して来た人が、発音も、文法も、思考法も全く異なる言語を学ぼうとするのだから、脳だってびっくりするし、知識が簡単に定着しないのも当然。

2回、3回、同じミスをするかもしれない。でも、ミスしたら、修正すればいいだけのこと。しかも淡々とですよ。「またミスしちゃった。。。」とか、嘆いてる時間、もったいないです。

理想的には、きちんとフィードバックをもらって、ミスの内容をしっかり把握することが大事。自分の思い込みによるものだったとか、単に知らなかっただけ、とか。スポーツや音楽のトレーニングと同じですよね。

ある雑誌で、「東大生は、間違うという行為に対して、ネガティブな意識が薄い。」という一文に出会ったのですが、納得です。間違うことが怖くないから、どんどん挑戦して、いっぱい間違えて、修正して、理解が完全なものになっていく。

「間違う時は、堂々と!」

今日から、これでいきましょう。

Can you solve “Einstein’s Riddle”? – from TED ED

さて、このTED EDのビデオ。公開されてから2年ほど経っているので、挑戦してみた方も多いのではないでしょうか?

「天才アインシュタインからの挑戦状 (brain teaser)」という触れ込みですが、本当に彼が作ったのかどうかはわからないと、ビデオで説明してあります。

昨日、久しぶりにのぞいて見たブログで、このビデオが紹介されていて、「英語のレッスンに使えるかも」と思い、ノートとペンを手に挑戦してみることにしました。

(40分経過)

できました!ふー。もっと速くできると思ったのですが、、、

反省点:使った紙が小さすぎて、スペースが足りなかった。A4の紙を何枚か用意しておくべきでした。。。

(ところで、タイトルにある”Riddle”って、英語でどういう意味?答えは、、、こちらのポストをご覧ください。)

 

インストラクションは全て英語ですが、簡潔でわかりやすい内容になっていますし、イラストもあるので、困ることはないと思います。

簡単に内容を説明すると、、、

『世界で最も希少とされる魚が水族館から盗まれた。捜査に当たる警察がたどり着いたところには、外観が全く同じ(だけれど、中の壁の色が違う)5軒の家。その5軒の家には、国籍が異なる住人が住んでいる。住人の国籍、壁の色、彼らが好む飲み物、タバコの種類、そして飼っているペットについて、わかっている情報を元に、犯人の家を特定せよ。』という問題です。

「わかっている情報 (Clues)」は、以下の通りです。

1. The Brit lives in the house with red walls.

2. The Swede has a dog.

3. The Dane drinks tea.

4. The house with green walls is directly to the left of the house with white walls.

5. The owner of the house with green walls drinks coffee.

6. The person who smokes Pall Mall cigars owns a bird.

7. The owner of the house with yellow walls smokes Dunhill cigars.

8. The man living in the center house drinks milk.

9. The Norwegian lives in the first house.

10. The man who smokes Blends lives next to the cat owner.

11. The horse’s owner lives next to the man who smokes Dunhill.

12. The man who smokes Blue Master drinks root beer.

13. The German smokes Prince.

14. The Norwegian lives next to the house with blue walls.

15. The man who smokes Blends has a next-door neighbor who drinks water.

 

さあ、紙とペンを用意して、謎解きして見ましょう。
できるまで、ビデオを見ちゃダメですよ(1:40から解説が始まります)。Don’t cheat!

Good luck!

「どうやったら英検一級取れるかな〜」

タイトルにある言葉は、昨年の秋からレッスンに通ってきてくれているAさんの発言。

転職を考えてのスキルアップ+字幕なしで映画が楽しめるようになりたいという目標を持って門を叩いてくれました。だけど、中学、高校と勉強全般サボり気味で、英語もほとんど勉強した記憶がないと。。。初歩の初歩から指導お願いします。ということでした。

英検4級レベルの教材から始めて、3級、準2級と順調に力をつけてきています。映画大好きということで、彼女がDVDを持っている映画を使って、会話表現や文法、イディオムを学んでもらっています。「日本語字幕を見ても、よくわからなかった。」という部分は、社会的、文化的背景についてもレクチャー。「これまでの人生でこんなに集中して勉強したことないですっ!しかも楽しくて勉強してる感じがしない。」とまで言ってくれて、、、。その後に出たのが、タイトルにあるこの発言でした。

現在は英検2級合格を目指して、頑張っている彼女。英検1級の過去問を見ながら、「あとどれくらい勉強したら、1級受験できるかなあ。」と。

このような発言、レッスンを始めた1年前には絶対に出てこなかったはず。英検1級合格どころか、受験しようという発想すら頭をよぎらなかったことでしょう。

目の前にある目標に向かって、コツコツ努力を続けた結果、雲の上の存在でしかなかった「英検1級合格」が、いつの間にか到達可能な目標に変わっていました。

逆に言うと、「英検1級何としても合格するぞ!」と言う目標を持って、勉強を始めていたら途中で息切れして挫折していたかもしれません。

さらに言うと、英検合格は手段であって、ゴールではないと言うことも忘れないでほしいです。英検1級合格はあくまでも目安。合格したからと言って、英語を自由自在に操れる力がついてるとは限りません。

一つ目標をクリアしたら、また次の目標が待っている。人生、生きている間は新しい挑戦の連続。だから、ゴールまでの道のりを楽しむ工夫をしてほしい。そのお手伝いをするのが伴走者としての私の仕事なのだと思っています。

「ユートピア」という言葉から始まるこの詩はウルグアイ出身の詩人の作品(スペイン語からの英訳です)。「人生は挑戦の連続」と言うことを、水平線になぞらえて表現しています。

Utopia lies at the horizon. ユートピアは水平線上にある
When I draw near by two steps, 僕が二歩近づくと
it retreats two steps. 二歩遠ざかる
If I proceed ten steps forward, 僕が十歩足を前に踏み出した途端
it swiftly slips ten steps ahead. 向こうは十歩前に進んでいる
No matter how far I go, どれだけ足を進めても
I can never reach it. 絶対にたどり着くことができない

What, then, is the purpose of utopia? じゃあ、ユートピアって何のために存在するんだ
It is to cause us to advance. それは、僕たちに前進し続ける理由を与えてくれる

By Eduardo Galeano

英語上達の近道。それは、、、「最初の一歩を踏み出すこと」そして「歩みをとめないこと」

tony-robbins

今年の春からレッスンに通ってくれているFさん。66歳。

高校を卒業していないので、英語を勉強するのは中学を卒業して以来。
50年のブランクを経ての再挑戦です。

人づてにこのスクールのことを知って、「こんな私でも大丈夫?」とお問い合わせを頂いて以来、コツコツ、自分のペースで勉強を続けています。

ここ数年、韓国ドラマにハマりにハマっていて、韓国語のクラスにしようかと随分迷ったみたいですが、私が近くにいたこともあり、まずは(!)英語と決めたのだと話してくれました。

体に麻痺があり、腕が思うように動かないFさんは、ノートが思うように取れません。目もよく見えず、ハンドアウトを集中して見ようとするだけで、相当の体力を消耗してしまいます。なので、教科書やハンドアウトは極力使わず、耳だけが頼り。レッスンがないときは、CDを聴きながら声に出して練習してもらうことにしました。

進むペースは相当ゆっくりなので、やる気をなくしてしまうのではないかと、こちらの方で心配してしまうのですが、本人、「すごく楽しい。毎日の生活に張り合いが出て、Very happy!」とのこと。良かった!

離れて暮らす家族や近くに住むお友達みんなに、「英語を始めた!」と宣言。電話を出るときは”Hello!”だし、お客さんが来たら、”Hello! How are you?”と迎え、”See you! Have a nice day!”と送り出す。新聞の集金の人だろうが、ヘルパーさんだろうが、お構いなし。

英語を始めても、勉強していることを周りの人に隠す人もいます。「進歩がないと恥ずかしいから」という理由で。

実際、そうやって宣言した相手から、「英語は上手になったかい?もうペラペラでしょ。」と馬鹿にしたような態度で、からかわれることがあるのだとFさんも言います。

からかってくる人は、「いい歳して、英語なんか始めて何になる?お金と時間の無駄だろう。」って言いたいのでしょうね。

そんな嘲笑にも、Fさんは動じません。「勝手に言わせておけばいい。私は楽しんでやってるんだし、少しずつでも前に進んでいることがわかるからいいんだ。」と。

アメリカのアクション映画が大好きという彼女。映画を見ていて、気になった表現を日本語と英語の字幕でチェックして、練習しているのだとか。そうやって練習した表現をレッスンで披露してくれます。

この人、一生ボケないだろうなー(笑)。

上の画像にあるトニーロビンスの言葉。まさにFさんに向けて語りかけてくれてるみたい。

No matter how many mistakes you make 

どんなにたくさんの失敗をしても

or how slow you progress, 

どんなに進むペースがゆっくりでも

you are still way ahead of everyone who isn’t trying.

挑戦できないで足踏みしている人より、ずっとずっと先を行っている。

人生、やったもん勝ち。

まずは、どんなに小さな一歩でもいいから、前に踏み出すこと。

そして、踏み出したら、後戻りしないこと。Keep moving forward!