ボーダーTシャツって英語ですか?

小学生との英語レッスン。ここ2週間は「洋服」をテーマにレッスンを進めています。

先週は「着る」を意味する動詞を二つ学び、洋服の種類、色、柄を英語で表現する練習をしました。日本語ではセーターを「着る」、帽子を「被る」、指輪を「はめる」、靴を「履く」、ネックレスを「つける」、眼鏡を「かける」などなど、何をどこに身につけるかによって動詞が変わりますね。英語は「身につけている」ということを表現する動詞は”wear”がすべて面倒みてくれます。

逆に、英語では「着る」動作と、「身につけている」状態を、違う単語を使って区別します。”wear”は「身につけている状態」にフォーカスしているのに対し、「着る、身につける動作」にフォーカスしているときは”put on“を使います。

BBC World Serviceのサイトに出ていた例を紹介しますね。

She was wearing a beautiful diamond necklace with matching earrings.
彼女は美しいダイヤモンドのネックレスをイヤリングとコーディネートしてつけていた。

Take that shirt off and put on a new one. You can’t go out in such an old shirt.
そのシャツを脱いで新しいのを着なさい。そんな古いシャツで外出しないで。

身につけるものでは、香水 (perfume) や化粧 (makeup) もwear/put onが使えます。

Are you wearing makeup?
化粧してる?(もしかしてスッピン?)

Do you put on perfume every day?
毎日香水をつけていますか?

で、タイトルの「ボーダー」問題です。ストライプ柄を英語でどう表現するか説明していたときに(a red-striped shirt とか、a pin-striped suitとか)、ある女の子に「先生、ストライプは縦縞のことで、横縞はボーダーっていうんじゃない?」と指摘されました。そういう区別を聞くのは初めてだったので、「違う」とも「合ってる」とも言えず、「そうなんだー。知らなくてごめんね」と謝りました。

レッスン終了後、早速調べてみましたが、縦でも横でも斜めでもストライプは”stripes”で大丈夫。一応アメリカ人の友人にも聞いてみましたが、”border shirts”と言われてもピンとこないということでした。イギリスとかオーストラリアの人にも調査してみようと思います。

そういえばアメリカの国旗のニックネームは”Stars & Stripes”じゃない!とようやく気づく私。遅い!下のケーキのレシピはこちら

RecipeImage
Stars & Stripes Old Glory Cake (Crisco.com)

困ったときは助けを求めよう

先日レッスンに来ている生徒さんからSOSの電話がかかってきました。

「忙しい日が続いていて、全然パソコンに向かえていません!今週のレッスンの宿題できません!(涙)」

ライティングのクラスなので、彼女が書いてきたものをベースにレッスンが進みます。素材がないとレッスンになりません。それで、「どうしましょう!?」と電話してきてくれたのです。

二人で話し合った結果、今回は読み物を読んで、その内容についてディスカッションしようということになりました。彼女も落ち着きを取り戻したようで、こちらもホッ。

彼女のように、「できなかったので、他の手段を考えたい or 考えてほしい」と伝えることは、とても勇気がいることだけれど、大事なスキルだなと思います。

このような事態に直面したとき、「できない!」→「休む」という選択をする人が多いのではないでしょうか?宿題ではないとしても、予習がきちんとできていない、とか、復習してなくて前回やったことすっかり忘れちゃった、とか。時間がなくてできなかったというのは、恥ずかしいことでも何でもない。できていないのに、ギリギリまで何のアクションも起こさず、結局休んでしまう(逃げる)っていうのは無責任。

アメリカやオーストラリアでの留学で学んだことの一つに、「すべては交渉次第、交渉可能」ってこと。課題やプロジェクトが重なって期限が守れそうにない、とか、リーディングの量が多すぎるとか、困ったときは何でも教授やTA(ティーチングアシスタント)に相談すればいいのです。サボってできないという学生は一目でわかるし、事情を説明すれば親身になって相談にのってくれます。(サボっていてできなかった学生に対してでさえ、大抵は手を差し伸べてくれます)

あるクラスで、先生が課題について説明していたとき、一人の学生が「先生、その週はジューイッシュホリデーだから、その週の課題はなしにしてもらえませんか?」と「交渉」し始めたときは目が点になりました。交渉が見事に実ったときはもっとびっくりしました。他のクラスでも、「来週は大きなカンファレンスがあって、みんな忙しいから、リーディングの量を減らしてほしい」と直訴して、先生の了解を得たというのもありました。言ってみるものですね。

「どうしよう、どうしよう」と悩んでいても、何の解決にもなりません。「死ぬ気になってやればなんとかなるはず!」なんて根性論も無益です。まずは声に出してみること。そうすれば、いろいろなことがスムーズにいくようになりますよ。

言葉が変わると人格も変わる?

先日お申し込みを頂いた生徒さんと初めてのレッスンの後、その方がポツリと一言。

「英語を話してる時と日本語を話してる時と印象が全然違う!英語を話してる時は、身振り、手振りが激しくなって、テンションも高い。」って。赤面。

初心者の方を相手に英語を話す時は、少しでも理解しやすいようにと、ジェスチャーや顔の表情を使って、そのフレーズがもつ「雰囲気」を伝えたいと思うし、声も一段と大きくなります。

生徒さんにも「大きな声で話しましょう!」「感情表現は大げさなくらいで!」なんて指導していたのですが。。。

ある時、偶然このビデオを見つけて、自分の身を振り返るきっかけになりました。。。

イギリス人に、アメリカ人(イギリス人と比べて)の印象を聞いているビデオなのですが、一番目立った回答がこれ。↓

“Loud.” “Overly loud.” “Much louder.” “Very loud.” “They talk a lot.” … orz

それ以外にも、自信過剰(full of self-confidence; over-confident)とか、自分勝手(self-centered)、図々しい(brash; less reserved)、押し付けがましい (pushy)、横暴(domineering; over-powering; bossy)、健康おたく(obsessed with their health)などなど、否定的な意見のオンパレード(苦笑)。

オーストラリア人の友達も、日本にいるとアメリカ人と同類だと見られるから、それがすっごく嫌だってよく言ってたなー。アメリカで良しとされていることが、他の国でもポジティブに受けとめられるとは限らないのですよね。

「アメリカ文化」って言ってもいろいろで、私はハーレムで生活していて、そこのカルチャーがとっても肌に合ったので、ついついそのノリになってしまうのですが、そのノリがアメリカ全体の文化を代表しているとは決して言えないわけだし。

後は、英語を話す時に使う顔の筋肉や、口、舌の動きが、日本語を話す時と全く違うということも、与える印象に大きく影響してるはず。

英語を話すからと言って、英語圏の人間のように振る舞う必要はありません。だけど「自分は日本人だから、自分はこういう人間だから、これしかできない」と決めつけたり、執着しすぎるのはもったいないなーとも思います。「こういう自分もありだよね」って受け入れられる柔軟さと強さは強みになるのではないでしょうか。英語など外国語を学ぶことで、自分の新しい一面が発見できたら面白いですね。