メルボルンのカフェ事情

最近youtubeで海外のドキュメンタリー番組を見ることが多いのですが、何日か前に”The Great Italian Cafe”というデロンギがスポンサーになって作られた番組を発見。早速見てみることにしました。番組のホストがイタリアの5都市をまわって、それぞれの都市独特のコーヒー文化、歴史を紹介するというものです。

ホストが話す英語にオーストラリアのアクセントがあるなーと思いながら見ていたら、やはり制作はオーストラリア、メルボルンでした。シリーズの締めもメルボルン。

日本ではあまり知られていませんが、メルボルンはカフェカルチャーがものすごく発達していて、どこに行ってもおいしいイタリアンコーヒーが頂けます。どんな小さなお店にも、学校のカフェテリアにさえも、エスプレッソマシンがあって、いつでもおいしいラテやカプチーノを飲むことができます。メルボルンでコーヒーと言えば、エスプレッソまたはエスプレッソベースの飲み物を意味します。日本やアメリカで一般的な、フィルターで入れたコーヒー(いわゆるレギュラーコーヒー)は、メルボルンのお店では飲めないと言ってもいいでしょう。

根っからのコーヒー党の私ですが、コーヒーについての知識はほとんど持ち合わせていません。カフェラテとカプチーノの違いも「何となく」しかわからず、その時その時の気分でオーダーしていた私。このThe Great Italian Cafeシリーズを見て、自分のコーヒーの知識がいかに曖昧なものだったか思い知らされました。あー恥ずかしい。

番組の中で紹介されていたエピソード&豆知識をいくつかシェアします。

  • エスプレッソ発祥の地はミラノ。従業員のコーヒー休憩が長いのが気に入らず、何とか早めに休憩を終わらせたい工場のオーナーが苦肉の策で考えついたのがエスプレッソという飲み物だった。
  • イタリアでコーヒーといえばエスプレッソを意味するので、注文するときは「エスプレッソ」と言う必要はない。”Un caffè!”で事足りる。
  • エスプレッソに砂糖を入れて飲むのは、その分コーヒーの香りが増すため。
  • エスプレッソを飲む前に水を飲むのは、口の中をリフレッシュしてコーヒーをよりおいしく味わうため (To cleanse your palate)。 コーヒーを飲んだ後に出された水を飲むと、「まずいコーヒーの口直し」ととられるので注意が必要。
  • イタリア人が朝一番に飲むカフェモカ(Caffé moka)。これはスターバックスなどにあるチョコレートベースの飲み物(mocha)ではなく、エスプレッソよりも若干軽めに淹れられたコーヒーを意味する。マシンではなく「エスプレッソポット(a stove-top pot)で作る」のがポイント。
  • カフェラテ(Caffè latte )は、”牛乳にエスプレッソが入った”もので、グラスに入れて出される。
  • カプチーノ(Caffè cappucchino)は、”エスプレッソに牛乳を注いだ”もの。陶器のカップに入れて飲む。表面にミルクフォーム+チョコレートパウダーがのっている。
  • 英語圏では「ラテ」と言えば「カフェラテ」を意味するが、イタリアで「ラテ(牛乳)」と言って注文するとホットミルクが出てくるので注意。
  • マキアート(Caffè macchiato)はエスプレッソにほんのちょっぴり牛乳が入ったもの。見た目にはエスプレッソとの違いがわかりにくいため、ウェイターにわかりやすいようにコーヒーの表面に牛乳でマークをつけたのが、マキアート(”marked’=「マークがついた」)の名前の由来。
  • 牛乳の量がカフェラテよりも圧倒的に多い「カフェオレ(コーヒー牛乳?)」は、イタリアでは「ラテマキアート (Latte Machiato)」となる。
  • 「イタリア人はミルクベースの飲み物を11時以降飲まない。」これは食後に牛乳を飲むのは胃に良くないと彼らが強く信じているため。
  • コーヒーは”the wine of Arabic”という意味がある通り、アルコールやドラッグと(感覚的には)同列。
  • オーストラリア(特にメルボルン)にはフラットホワイト(Flat white)という、カフェラテとカプチーノを足して2で割ったようなコーヒーがあり、とても人気がある。最近はイギリスでも愛飲者が増えている。(Flat white is an Australian invention; an espresso with steamed milk added; No form on the top; served in a cup instead of a glass. –From Wikipedia)

心がきゅんとなる話 from New York: A story about a dog

家にいるときは、インターネットでアメリカのラジオニュースを聞いていることが多い私(テレビがないもので)。お気に入りはNPRのMorning Editionです。

先週末、いつものように流しっぱなしにしていたら、とってもニューヨークらしくって、心があったかくなるお話が紹介されていて、「これレッスンで使おう!」と早速ネットで音声を探して保存しました。

ニュースのタイトルは、Dog Races The Rails To Manhattan — And Wins New Yorkers’ Hearts.

タブロイド紙に掲載されていた「ある犬」にまつわる記事を、番組のキャスターが3分弱のお話に編集し直して紹介したものです。

「事件」は平日朝の通勤電車で起こりました。ブロンクスとマンハッタンを結ぶメトロノースという電車を運転していた男性が、その電車を追いかけるように走っている犬がいるのに気づきます。

枕木に足を取られ、つっかかりながらも、元気よく走り続ける犬。運転手は気が気ではありません。電気が流れている線路に当たって感電死するのではないか。電車にはねられるのではないか。

そんな運転手の心配をよそに、犬は並走を続け、さらに、電車が信号で止まった時には、ここぞとばかりに電車の前に躍り出て、電車を先導し始めるのです。

こ れには運転手も困りました。ブレーキを踏んで、スピードを緩めるしかありません。ですが、彼が運転するのはマンハッタンに向かう通勤電車。「忙しい」が口 癖のニューヨーカー。犬一匹のためにスピードを落とすなんて言ったら大騒ぎになってしまうのではないか。緊張しながら車内放送を流します。

「電車の前を走っている犬がいるため、かなりスピードを落として運転しています。」

その放送が終わるやいなや、乗客達が次々と先頭車両に集まってきました。クレームを言うため?ではなく、その犬に声援を送るため!

電車がゆっくりと次の停車駅に入っていきます。犬を捕まえるため線路に駆け寄る二人の警察官。犬はその警察官の腕に勢いよく飛び込んでいきました。犬が無事保護されたのを見て、さらに歓声を上げて喜ぶ乗客達。

この犬は首輪がついてないけれど、ちゃんとお手やお座りをするそうで、きちんとケアされていたことが伺えるとありました。飼い主が見つからなかった場合は、新しい飼い主に養子に出されるとのこと。引き取りたいという申し出も殺到しているそう。

鉄道警察官がこの犬につけたニックネームは”Tie“。どうしてこの名前になったと思いますか?わからない!知りたい!という方は、リンクの再生ボタンをクリックして音声を聞いてみてください。平易な文章で構成されていて、単語さえわかれば簡単に理解できる内容です。サイトにはトランスクリプトも掲載されています。

内容が理解できたら、今度は声に出して読んでみるのも良いですね。どの単語を強く読んでいるとか、どこで息継ぎをするとか、意識しながら繰り返し読みます。プロのニュースキャスターから直接読み方を教わっているんだわーと想像しながら、ね♪