カップボード、ゴーグル、英語で発音すると…

カタカナ英語にもいろいろあります。

ペットボトルやベビーカーなど英語には存在しないけれど、英語だと信じて使われているもの。

スーパー(supermarket)、デパート(department store), アイス (ice cream)など、短縮して使われているもの。(このまま英語にしても通じない。)

英語以外の言語から借用されているのに、英語として定着しているもの。フランス語のアベック(avec=with)やドイツ語のアルバイトなど。

そして、英語ではあるけれど、カタカナとは発音が似ても似つかないもの。タイトルにも書いた「カップボード」と「ゴーグル」がその例。日本語環境で育った方で、ネイティブスピーカーが発音する「カップボード」と「ゴーグル」をちゃんと聞き分けられる人はほとんどいないのでは。。。それくらいカタカナ発音とのギャップが激しい。

この二つの単語の発音を知りたい方は下のリンクから、ネイティブスピーカーがそれぞれの単語をどう発音しているか聞いてみてください。リンク先はFORVOというサイトなのですが、アメリカ、カナダ、イギリスなど複数の国のユーザーの発音が聞ける他、それぞれのユーザーの住んでいる地域も特定できるので、バリエーションが一目瞭然。興味深いです。

Cupboard pronunciation 

Goggles pronunciation

スマホと携帯の境目

時代とともに言葉も変わるものですが、ある年代を過ぎるとその変化に気づくまで時差ができますね。年齢というよりは、日常触れているメディアによるのかもしれません。

小学6年生とのレッスン中に面白い発見がありました。

私が日本語を勉強中の留学生っていう設定で、いろいろな物を見せて、”What do you call this in Japanese?”(これ日本語で何て言うの?)と質問していました。私のiPhoneを見せて、

私: “What do you call this in Japanese?”
小学生: It’s called スマホ! (スマホって言うよ)
私: (携帯電話っていう答えを期待してたんだけど。。。)
小学生: (私の顔を見て、何かを察知。)It’s called スマートフォン!
私: (そう来たか。。。)

「アイフォン」っていう答えはあるかなと予想していましたが、「携帯電話」って言葉が出てこなかったのは意外でした。友人にこの話をしたら、若者の間では「携帯電話=ガラケー」と認識されつつあると教えてくれました。へー。

もう一つ、変化を感じているのが「アパート・マンション」の使い分けについて。

私が住むのは木造3階建ての集合住宅。エレベーターもないし、私の認識では「(いわゆる)アパート」と呼ぶにふさわしい建物なのです。ですが、この建物を皆さん「マンション」と呼ぶのです。「アパート」って言ったら失礼っていう感覚があるのでしょうか。それとも、もっと別の判断基準があるのでしょうか。外階段かどうかとか、築年数とか。日本を留守にしていたたった5年の間に「(いわゆる)アパート」が「(いわゆる)マンション」に格上げされていて、まさにカルチャーショックでした。

アメリカ英語だと、マンションもアパートもみんな”apartment” (or “condo”) ですが、ここで気をつけたいのは、”apartment”は自分の居住スペースのみを差し、建物全体を差すときは”apartment building“と言う必要があるということ 。日本語では、アパートやマンションというと、居室よりも建物全体を差すことが多いですよね?

いずれにしても、私は「マンション」というと、こういうの(↓)をイメージしてしまうため、気軽に使えないのです。

Estate-Mansion-in-South-Africa_1みんなアパートでいいじゃない!って思うのは私だけでしょうか。。。

What’s your sign?

What’s your sign?

最初にこの質問をされた時は、相手が何を聞きたいのか皆目検討つかず、5秒ほど固まってました。

一語一語はっきり聞き取れているのに、何を意味しているのか全くわからない。お手上げです。
I don’t understand what you mean by that.

何を聞いてるかわかりますか?答えは、

「星座」です。

「日本人に会うと必ず血液型の話になる」と言い張るアメリカ人が多いですが、「日本人が血液型の話をする以上に、アメリカ人は星座を聞いてくるよ!」と言い返す私。「星座のことに異様に詳しいアメリカ人が多い」と言ったほうが正確でしょうか。

自分の星座を告げると、その星座の特徴についてものすごい詳しい解説を喜々として披露してくれます。それはもう「何で他人の星座についてそこまで熱く語れるんだろう」と不思議になるくらいの情熱で。

「12星座それぞれについて、同じことができるんだろうなー。すごいよ、すごすぎる。」と、私は感心するばかり。で、相手の解説はほとんど頭に入ってこないのですけれど。

星座に凝っている人は年齢、性別問わずで、仲良くしていた70歳近くのおじさんもその一人。彼は星座はもちろん、仲良くしてる人全ての誕生日が頭に入っていました。誕生日の3週間くらい前から、「もうすぐ誕生日だねー」とカウントダウンが始まります。うれしいような、かなしいような(笑)。

星座は、未来を占うためというよりは、性格判断の材料として活用されているようです。

このように単語は完璧に聞き取れてるのに何を意味してるかわからない質問は、本当に簡単な単語の組み合わせで成り立っているので、聞いているほうはまさか私が困惑しているなんて夢にも思わず、別の言葉で言い替えたり、補足したりってことをしません。結果、黙ってお互い見つめ合うのみ。。。(苦笑)

たとえばこんなのもありました。

卒業を目前に控えた学生が、”Are you gonna walk?”と聞かれたら。

それは、”Are you gonna walk in graduation ceremony?”という意味になり、卒業式に出るかどうかが問われています。ガウンを来て、キャップをかぶり、「卒業生入場」のかけ声と共に、列になって会場に入場する、その一人になるかどうか、です。

Do you buy tickets?

これはどうでしょう?「あなたは(定期的に)tickets買う人?」っていきなり聞かれたら、「何のチケットよ!」って思いますよね。これは、

“Do you buy lottery tickets?”

という意味になることが多く、「宝くじ買ってる?」です。日本でいうロト6みたいな、数字を選んで買うタイプのくじです。くじも”ticket”なんですね。私が一攫千金を狙うタイプかどうか聞いてみたかったのかなー。宝くじは日本でも買いません!

自分の星座、英語で言えますか?不安な方はこちらのビデオで確認しておきましょうね!

一個でもドーナツ!?思い込みから自由になるためにできること。

大学卒業前に友達と二人で行ったニューヨーク。貧乏旅行だったので、食事はいつもデリのサンドイッチとか街角で売っているプレッツェルでした。

ある日、友達と別行動で街を歩いていた時、小腹が空いて近くにあったコーヒーショップに入りました。コーヒーと一緒にドーナツを食べようと思い、「ドーナツ一つください。」とキャッシャーのお姉さんに声をかけました。

お姉さん、怪訝な顔。「あれ、通じてない?変なこと言った?」自分が言った英語を思い返してすぐに気づきました。「ドーナツ」って英語だと”doughnutS”で複数形なのだということを。

”Can I get a doughnutS?”って言われたら、「結局ドーナツいくつ欲しいわけ?」って誰でも戸惑ってしまいますよねー。

1個でも複数でもドーナツはドーナツと思い込んでいた私にとって、この出来事はかなり衝撃的でした。長期留学の経験がなかったとはいえ、日常生活でできるだけ英語のメディアに触れるよう心がけていました。単数形の”doughnutを何度も目にしたり耳にしたりしていたはず。それなのに実際に聞き返されるまで気づけなかったなんて。。。思い込みって恐ろしい。

じゃあ、思い込みの罠から自由になるにはどうしたらいい?

学んだそばからどんどん使って、失敗する中で気づいていく以外ないのではないでしょうか。

「痛い思いをして、身をもって学ぶ」ことを英語では、learning the hard wayといいます。痛い思いをして学んだことは絶対に絶対に忘れません(経験済み!)。

The secret to success is a failure. (成功の秘密、それは失敗することにあり)

たくさん失敗して、恥をかきながら英語の感覚を磨いていくのが、遠回りなようで一番の近道なのですよね〜。

下のビデオは、クリスピークリームのグレーズドドーナツ (Original Glazed)を自宅で再現した様子を収めたもの。ビデオは、クリスピークリームのドライブスルーでドーナツを一個注文するところから始まります。単数のドーナツ(!)がどう発音されているか見てみてください。揚げたてのドーナツおいしそう。。。

Krispy Kreme Doughnut Recipe Video