できることから始めてみる。#plasticfreejuly

Plastic Free Julyも、始まって2週間以上経ちました。日本でプラスチックフリーを実践することは、相変わらずチャレンジングです。

完璧にやろうという気は毛頭ありませんが、それでも、買い物から帰って、プラスチック包装の山を前にすると、敗北感を感じずにはいられません。

この運動に参加している人たちのブログ記事を読んだり、インスタグラムの写真を見てまず頭に浮かぶこと。

「私の街にも定期的に立つグリーンマーケットがあったらいいのに。」

「庭があったらコンポストができるんだけどな〜。」

“If only we had a store like this nearby!” 「あー、こんなバルクのお店が近くにあったらいいのに。」

やるとなったら徹底的にやりたいタイプなので、ついつい「できないこと」にフォーカスして、「やってもしょうがない。」とやる気をなくしてしまいがち。そこを何とか踏ん張って、「いやいや、これでも1週間で見たら、プラスチックゴミは激減してるし、買い物の仕方も随分変わってきてるじゃない。Keep up the good work!」と自分を励ましながら、続けています。

日常で出るゴミ(プラスチックに限らず)をできる限り少なくするために、私が続けてきていることをシェアします。

Baking soda, Citric acid, hand-made soap, brushes, and a cloth shopping bag
  1. Choose paper over plastic
    紙で包装されているものを選ぶ。パスタやお米など食料品はもちろん、お掃除に活用している重曹や、クエン酸、セスキソーダも、例えば、こちらのお店の製品のように。プラスチックが使われていないものを選び、また、なるべく容量の大きいものをまとめ買いするようにしています。
  2. Use brushes over sponges
    スポンジを使うのをやめました。マイクロファイバーももちろん使いません。亀の子束子は、台所だけでなく、浴槽のお掃除にも活躍してくれています。
  3. Make from scratch
    もともと手を動かすことが好きなので、自分で作れそうと思ったら、嬉々として挑戦してみます。手先の器用な知り合いが周りに多くて、そういう人たちから教わりながら、これまでいろいろな「手仕事」のレパートリーを増やしてきましたが(パン、豆乳、ヨーグルト、キャンドル、編み物 などなど)、お味噌と石鹸は、もうお店で買うことはないでしょうね。
hand-made soap
soy milk

これからチャレンジして見たいもの。最近とっても興味があるのが、手打ちパスタ。このビデオのように、野菜(パセリ、ビーツ、トマトペースト)やスパイス(ターメリック)を混ぜ込んだカラフルなパスタを作ってみたい!

あと、このように、牛乳以外の食材で作るヨーグルトも!

できないことを嘆くより、できることを数えてみる。その瞬間、新しい世界が目の前に現れるから不思議。

ということで、プラスチックとの戦い、根気強く続けて行きます。。。

It’s Plastic Free July!

Plastic Free July”の7月がやってきました!今年初めて参戦してみたのですが、始まって早々、大苦戦中です。。。

Plastic Free July”は、毎年7月の1ヶ月間、使い捨て前提で日々大量に消費されているプラスチック製品 (single-use plastics) をできる限りゼロに近づけて、ゴミ問題への意識を高め合おうという運動です。

2011年にオーストラリアのパースで始まった、このグラスルーツムーブメント。7年の時を経て、今年は160近い国々から、200万人を超える市民が、何らかの形でこの運動に参加する見込みということ。

世界中の参加者が、インスタグラムなどのソーシャルメディアを通し、#plasticfreejulyのハッシュタグを使って、プラスチックフリーで暮らすtipsをシェアしてくれています。マイバッグ持参は当たり前。野菜や果物、お豆にドライフルーツも、お店に備え付けのビニール袋は使わず、持参の布バッグに入れてお買い上げ。コーヒーショップでテイクアウトする際も、マイカップ&マイストロー持参。歯ブラシはバンブー。生理用品もこちらにシフト。徹底しています。

プラスチック包装天国の日本で、プラスチックフリーに挑戦したら、お店に行っても「買えるものが何にもない」ってことになりそうです。アメリカにいた頃は、毎朝の通学途中、バナナ1本とベーグル一個をお店で買って朝食にしていました。もちろん袋になど入っていません。日本のコンビニでは、バナナ一本でも丁寧に袋に入って売られていますね。。。

北米やヨーロッパでは、ファーマーズマーケットが定期的に開かれる街が多いし、スーパーに行っても、野菜や果物は包装なしで売られているところがほとんど。買い物客は好きな量を袋に入れて、キャッシャーに持っていくと、重さを測ってくれて値段が出るという仕組み。また、パッケージフリーで、量り売りしてくれるお店(バルクショップ)もあり、このようなお店に、布バッグ、ガラス瓶やステンレスの容器を持参して買い物するzero wasters(使い捨てのプラスチック包装を徹底的に避けて、家庭から出るゴミを限りなくゼロに近づけようと努力する人々)が年々増えています。

軽くて、フレキシブルで、気軽に使えてとっても便利なプラスチックですが、リサイクルには限りがあります。大半のプラスチックゴミは埋立地へ運ばれ、私たちが死んだ後も(400年以上)分解されないまま残り続けます。また、風で飛ばされ、海に流れ着いたものは、海の生き物を危険に晒したり、海洋汚染の原因になったりします。化学繊維の洋服を洗った際に出るマイクロファイバーの問題もありますね。

Single-use-plastics frequently do not make it to a landfill or are recycled.[11] A full 32% of the 78 million tons of plastic packaging produced annually is left to flow into our oceans; the equivalent of pouring one garbage truck of plastic into the ocean every minute. This is expected to increase to two per minute by 2030 and four per minute by 2050. By 2050, this could mean there will be more plastic than fish in the world’s oceans.[12] (Fact Sheet: Single-Use Plastics from Earth Day Network)

「プラスチックゴミのほとんどは埋立地にたどりつかず、リサイクルされることもない。年間生産される7800万トンのプラスチック包装の32%は、海に流れ着く。これは、毎分ゴミ収集車1台分のプラスチックゴミが海に流されているという計算。この数字は2030年までに「毎分2台分」に増えることが予想されている。この計算で行くと、2050年までに、海を泳ぐ魚より、海に流されるプラスチックの量が多くなる。」

ナショナルジオグラフィックのこの特集記事を読むと、プラスチックゴミの問題は、先進国と発展途上国の経済格差も絡んでくる複雑な問題であることがわかります。先進国にいる私たちがどれだけ頑張っても、世界の貧困問題が解消されないと根本的な解決にならないということなのですが、それでも、まずはやれることをやって行動を起こしていくこと。意識的に毎日を送る人が一人でも多くなったら、それがムーブメントになっていくのだと思います。

例えば、コンビニで付けてくれるストローやスプーンを断るとか、1ヶ月に消費するペットボトル飲料の量を半分にしてみるとか。どんな小さなことでも良いので、まずは始めてみること。

私のスクールでも、今月からプラスチックゴミの問題をカリキュラムに組み込んで、ディスカッションしていくことにしました。レッスンで取り上げた記事やリソース、そして、私が日々実践していることを、このブログでシェアしていきます。

英文パターンで編む (その後)#スロウファッション

うん十年ぶりに編み針を握り、編み物を再開してちょうど5年が経ちました。
(前回の投稿はこちら

技術的にはまだまだ発展途上で、自己満足の域からなかなか出られずにいるのですが、黙々と手を動かすことの気持ちよさと、自分の身につける物を自分で作る喜びは、何物にも代え難く。今日も朝から(仕事そっちのけで!)インスタグラムやRavelryを覗き込んで、次のプロジェクト探しに忙しい私。

Ravelry の存在はずっと知っていたのですが、その情報量の膨大さが、初心者の私にはoverwhelming かつintimidatingで、アカウントを作ったまま全く利用せずにいました。でも、2年ほど前に発見したこのサイトのおかげで、Ravelryへの心理的な敷居がグッと低くなって、積極的に利用しようと思えるように。

使い始めたら便利すぎて、今ではなくてはならない存在。パターンの購入、管理もすごく楽になりました。(ちなみに、私のアカウントはmatokachannycです!)

上の写真にあるFOs (finished objects)はすべて無料のパターンで作りました。

左上から時計回りに、

Springtime Bandit

Easy Stool Covers

Reversible Rivulet Scarf

Vancouver Fog Fingerless Mitts

寒さが一段と深まってきたここ札幌で、どれも毎日、大活躍してくれています。

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手編みの良いところは、古いものから新しい作品を生み出せるところにもあります。以前作って見たけど、体に合わなくて結局着ていない、とか、色や形が好みじゃなかった、とか、編み目がガタガタ!で着て出かけられない(苦笑)、っていうのは、潔くほどいて(Frogging)、別のモノに編み直します。去年は新しい糸は全く買わず、ほどいた糸でセーターや靴下をたくさん編みました。

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靴下が編めるようになったのも、自分にとっては嬉しい進歩。小学生の時に挑戦して、かかとの引き返し編みが全く理解できず断念して以来、ちょっとばかりトラウマになっていたのです。しかし、前回紹介したVeryPink Knitsの、このビデオシリーズを見ながらやって見たら、、、できた!(涙)自分用に何足も編んで、友人にもプレゼントできるくらい、自信を持って編めるまでになりました。

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毛糸の靴下を履いていると、必要になってくるのが、お直し (mending/darning)のテクニック。

ヘビロテで履いてて、気づいたら大きな穴が!ってことがよくあります。私は、こちらのサイトで紹介されている3通りの方法のうち、3番目の「パッチをあてるやり方」で繕っています。手間はかかるけど、全く苦にならない。「お店に靴下を買いに行くことを考えるほうが、よほど疲れる」と思うようになってしまった。

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編み物をしているときのBGMは、音楽だったり、オーディオブックだったり、ポッドキャストだったりしますが、最近はこの人のビデオをよくかけて耳で楽しんでいます。彼女のテイスト(デザイン、インテリア含め)全部好き。実は、けっこう日本贔屓の彼女です。An awesome French knitwear designer living in Latvia, who loves Ghibli movies and Genmai-cha ;)

こういうビデオ版ポッドキャストがいっぱいあるのね〜って、最近になって知りました。

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スロウファッションという言葉が少しずつ浸透してきた今日この頃。量よりも質を追求したいという思いが一層強くなり、「値段が手頃だから」、「セールだから」と、お店にフラフラと入ることはなくなりました。(ニューヨークにいた頃は、時間潰しにH&Mやthrift shopsに入ってよく買い物してました。)

お店に陳列されている洋服や小物を買うという行為が、私の中でどんどん非現実的なものになっています。

ミシン買いたいと言い出すまで、どれくらいかかるかな(笑)。

続く

英文パターンで編んでみよう。

IMG_1015アメリカから帰ってきて、数十年ぶりに始めた編み物。

編み針を握ると、何かに取り憑かれた?っていうくらい、寝る間も惜しんで手を動かし続ける私です。

この2年間でいろいろなモノを編みました。靴下や帽子、手袋などの「小物」、セーターやカーディガンなどの「大物」。自分には絶対無理だと、ずっと避け続けていたかぎ針にも挑戦して、麻ひものバッグも編めるようになりました。

↓こんなバッグを立て続けに4つ編んでしまった。。。

麻ひもとリネン糸で編むバッグ

上の写真に写っている縄編みの帽子とグレーの手袋は、この本↓の中にあったデザイン。

大切に使いたい、手編みのこもの (Let’s Knit series)

こちらは、上の本と同じ作家さんの新刊。表紙のミトン、かわいすぎる。

毎日の手編みこもの (Let’s Knit series)

本を見ながら編んでいると、わからないことがたくさん。全くの初心者でなかったとは言え、最後に編み針を握ったのは小学校6年生だったので。。。

解説を読んでも、イラストを見てもちんぷんかんぷんで、最初の頃はイライラさせられました。周りには編み物をやる友達もいないし、教室に通うほど本格的にやるつもりもなかったから、自力で答えを見つけるしかありません。

ユーチューブでチュートリアルビデオを探してみましたが、日本語のチャンネルには、すごくわかりやすい!っていうのが見つからず。それで、英語だとどんなのがあるんだろう、と探して見つけたのが、このチャンネル。大当たり。


VeryPink Knits

Stacy の説明はとにかくわかりやすい。英語のパターンを使って編む時に必要な用語と編み方が、プレイリストになって整理されているので、SSKとかK2TOGとか、私には暗号としか思えなかった用語とテクニックが、Stacyの解説ビデオで一目瞭然。

ラグランセーターの編み方、マジックループという輪針を使ったテクニック、そして、かぎ針も、彼女のビデオを見て一から学びました。足を向けて寝られません。

ビデオはもちろん全て英語なのですが、映像をしっかり見ていれば理解できないことはほとんどないはず。英文パターンに挑戦する予定がない編み物初心者の方にも超オススメのチャンネルです。

英語のパターンの読み方が大体理解できるようになったら覗いてみてほしいのが、ニューヨークにある毛糸屋さんPurl SOHOのサイト。簡単で上品なパターンがいっぱい。ほとんどのパターンが無料で提供されています。Stacyのチャンネルほどではないけれど、ビデオのチュートリアルも用意されています。

Screen Shot 2015-10-08 at 7.24.27 PMニューヨークに行ったら真っ先に向かうであろうお店の一つです。(もう一つはTrader Joe’s 笑)

無心に手を動かしていると、ちょっとしたトランス状態になったりします。聞いている音楽やポッドキャストの内容がどんどん遠くなっていって、普段思い出すこともないような記憶が急によみがえってきたり、仕事のアイディアがぽっと浮かんだり。脳の中でバラバラに保存されていた情報が一本につながる感覚。瞑想してる人ってこんな感覚を味わってるのかな。

実用的で、英語の勉強にもなって、脳も活性化できる?Knitting/Crocheting。今年の冬は、一緒に楽しみませんか?

Less is more: 毎日を“特別な日”のように生きる

最近本屋さんに行くと目立つところに置かれているこの本。発売されて半年くらい経ちますが、まだまだ売れているみたいですね。
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~

アマゾンではこんな風に紹介されています。
『高級料理を食べて、たくさん買い物をして、
あちこち旅行をしても、
心からの満足を感じられないあなたへ。

典型的なカリフォルニアガールだった著者は、
フランスの貴族の家にホームステイすることになる。
その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、
毎日を“特別な日”のように生きること。

*間食はせず、食事を存分に楽しむ。
*上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。
*日常の中に、ささやかな喜びを見つける。
情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法が満載。 』

この本の中で私が一番心惹かれたところは、フランス人の「食べること」、「飲むこと」を真剣に楽しむ姿勢。いわゆる”guilty pleasure”(後ろめたい気持ちを感じながら味わう快楽)が存在しないという事実。その替わり、手っ取り早くスナック菓子なんかで空腹を満たすことをしない。おいしい物をおいしく食べることに全力を傾ける生き方って魅力的。

あと、人と比べないってこと。自分のスタイルがしっかり確立されているから、「流行しているから」「みんな持っているから」というだけで、物を買ったりしない。流行に流されて(踊らされて)消費しないという以上に、消費のペースが圧倒的に「ゆっくり」なんですね。英語のメディアでは”slow shopping” “slow fashion“なんていう言葉が登場しています。物ではなく、「経験」や「教養」を買うことを選ぶ人が増えているというのはうれしい。

物を買わない、テレビを見ない、よく歩く、などは、私も実践できている。だけれど、「毎日を特別な日のように生きる」というこの言葉にはドキッとしてしまいます。シンプルだけど、実践するのは超難関のこのスピリット。忘れないように額に入れて部屋に飾ろうかな。

この著者のことをもっと知りたくなって、ググってみたら、彼女のウェブサイトを発見。

The Daily Connoisseur

マダムシックから学んだArt of livingを実践するための秘訣が、ブログやビデオで惜しみなくシェアされています。

YouTubeチャンネルはこちら

下のビデオでは、近藤麻理恵さんの人生がときめく片づけの魔法が紹介されています。(こっちも相変わらず、すごい人気

そしてそして、なんと今日、そう、今日4月20日、プロモーションのため東京入りするのだそうです!彼女のウェブサイトには、22日7時から新宿紀伊国屋サザンシアター店でサイン会とあります。お近くの方はお見逃しなく!