ラクして何かをマスターしたいですか?

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怒涛の2月を乗り越えて、気づけば3月も3分の1が過ぎている。。。

札幌は随分春らしくなってきました。

大学受験、高校受験に挑戦した受験生たちにも春がやって来ました。

「直前に先生と一緒にやった問題が出ました!!」

「学校のテストで取ったことない点数が受験で取れた!」

などなど、嬉しい報告が届いて、私もホッと一安心。

一方で、英検2級に2度挑戦して、3度目の今回も合格を勝ち取れなかった子がいます。

「絶対受かるって自信があったのに。。。」と涙を流して悔しがる高校生。

私のレッスンを受け始めて2ヶ月目での受験でした。

「これまでにないくらい勉強した。」と準備万端で臨んだ結果がまさかの不合格。で、すっかりやる気をなくして、投げやりになっている様子。「こんなに頑張ってるのに、どうして?」って。

自分が信じられなくなって、いくらやっても無駄だって思うようになって、、。

「まぐれでもいいから、合格したかった。」っていう本音も出てくる。うんうん、そうだよね。わかるよ。

だけど、まぐれで合格して得られるものは何でしょう。「合格した」という安心感?「もう2級対策やらなくていい!」という解放感?「自分には2級の実力がある」という自負?

確かに、ギリギリの成績で合格しても、合格は合格。そこで、「自分は合格したけど、2級の実力には程遠いから、もっと実力つけなくちゃ。もう一回2級の勉強し直そう。」と思える中高生がどれだけいるでしょうか?

「受かった!」と安心して、勉強をやめちゃう子がほとんどではないでしょうか。

「合格できなかった」=「本当の2級の実力をつけるチャンスをもらった」、と捉え直して、もう一度挑戦することができたら、、。まぐれで一発合格して安心してる人たちをあっという間に追い越してしまえることでしょう。

実を言うと、私も高校生、大学生の頃は「どうやったらラクできるかな」ってことばかり考えて生きていました。好きな言葉は「棚ぼた」(笑)。

コツコツ時間をかけて努力するっていうことが、とっても馬鹿馬鹿しいことに思えていたのです。

やりたいことがあったとしても、なりふり構わず努力しないと達成できないようなことには、「うーん、無理!」とやる前から諦めてしまうような人間でした。さらに、「諦める」と言うとかっこ悪いので、「興味ない」と言ってごまかしたりして。

そんな私が30歳目前で、留学を決意して、大学院出願に必要なTOEFLの勉強を始めて、、、すぐに壁にぶち当たりました。

出願に必要なスコアがなかなか取れなかったのです。何回受けても、ライティングのスコアだけがいつも0.5ポイント足りず、「はい、やり直し」。

結局1年半で10回受けることになりました。4回目くらいまでは、「次こそは!」と頑張れましたが、5回受けてダメだった時は、さすがに、「もう諦めたほうがいいかな」という気持ちが頭をよぎります。

それでも、後に引けない状況だったこともあり、友人に相談したりしながら、自分のライティングの弱いところを分析して、修正していく作業をコツコツ続けていきました。

ようやくたどり着いた留学先で、「自分はTOEFLを10回受けてようやく必要なスコアが取れた」と自嘲気味に話したら、「よく諦めないで頑張れたね。すごいよー!」と思いがけずみんなに賞賛されて、「そっか、そうやって見てくれるんだ」と嬉しく思ったことが昨日のことのよう。

その時の努力があったからでしょうか。今では英語のライティングを褒めてもらえることが増え、自信が持てるようになりました。留学中、ネイティブの友人に英文のチェックをしてもらっていたのですが、「クラスメートの論文読んでるみたい。ネイティブが書いたみたいでわかりやすいし、ロジカル。」と言ってもらえたり、教授からも「あなたの文章はスタイルがある。簡潔で読みやすい。」というフィードバックをもらったり。

TOEFLの勉強していた時、無理しすぎたのか、めまいを起こし倒れたことがありました。その時に机の角で頭を打って、数秒間気を失っていた、という忘れられない思い出(武勇伝?)もあったりしますが、諦めないで、頑張って来れて本当に良かったです。うん。

要領だけでできたものは、まさに「砂上の楼閣」。小さな波でもあっという間に壊れてしまいます。

No pain no gain.

だから、どんな小さなことにでも、努力するクセをつけていきましょう。努力は絶対に裏切らないから。

アウトプットの楽しさがわかってきた!

guri gura

今年はぐりとぐらと一緒に一年を過ごすことになりました。

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今月から来月中旬にかけて、私にとって一年で一番忙しい時期。高校受験、大学受験に向けて必死に追い込みをかけている受験生、学年末試験対策に精を出している受験生以外の中高生。それに、今月末には英検もあって。。。みんな本気モードで、毎回のレッスンに臨んでくれています。

常日頃から。私が彼らにしつこいくらい言い続けていること。

英語はインプットとアウトプットのバランスが大事。インプット過多にならないように、アウトプットもしっかりやっていくこと。覚えた単語や構文はどんどん使っていこう!

ということで、当校では、レッスンの度に、1分間スピーチの発表や、日記、作文の提出が求められます。中学一年生も例外ではありません。最初は嫌々取り組む生徒がほとんどですが、1ヶ月くらい続けるとコツをつかんで、積極的に取り組んでくれるようになります。

言いたい日本語の英語がわからなくて、カタカナや空欄が目立っていた日記も、インターネットや辞書を駆使して、自分で調べてくるようになります。

「辞書で調べたら、二つの別の単語が出てきたけど、どう違うんですか?」っていう質問も増えます。

「インターネットで調べていたら、こういう情報が見つかりました!」なんていう発見も。

「先週教えてもらったこの表現を使ってみました。合ってますか?」なんて、中学生から聞かれたら、、、もう、泣くしかない(tears of joy)。教師冥利に尽きます。

スピーチも、どんどん進化していきます。トピックについて、しっかりリサーチしてくるだけでなく、オーディエンスを意識した内容を心がけて、「最後まで飽きさせずに聴かせる」工夫が随所に見られます。トピックも多岐にわたり、私も毎回たくさんのことを学ばせてもらっています。

彼らの可能性は計り知れないです。本当に。

単語など知識を増やすばかりで、使う練習をしないことは、冷蔵庫に食材を詰め込めるだけ詰め込んで、料理せずに腐らせてしまうようなもの。自分の手で料理して、周りの人とシェアしながら味わって、体に栄養を送り込んでいくことを繰り返して初めて、体の一部になっていくのですよね。

このようなアウトプット練習を通して、英語を学ぶことは苦行じゃないんだよっていうことが、受験や試験を前に視野が狭くなりつつある彼らに、少しでも伝わったらうれしいなー(笑)。

そんなことを思いながら、さあ、明日のレッスンの準備をしようかな。

I went to Tokyo with “a” husband. ??? 英語の冠詞をマスターしよう。

IMG_0894私のレッスンの特徴は、英語「で書く」ことに重点を置いていることです。

自分が伝えたい内容を英語で「一から」組み立てる練習にかなりの時間を使っています。学校でよくある、穴埋めや、並べ替えといったタスクに慣れた人には、かなり難しく(時にストレスに)感じられるようで、鉛筆を手に固まってしまう人がほとんど。

最初のうちは、私が助け船を出して、一緒に文を作っていく作業が続きますが、3、4回繰り返すうちに、コツをつかんで、自分で取り組めるようになります。始 めは「やらされてる感」いっぱいの中学生も、続けているうちに、どんどん語彙が増え、日本語を「英語らしい」英語に訳すことができるようになっていきま す。

英語で「書く」作業は、普段あまり英語を使うチャンスがない人にぴったりの練習法なので、ぜひ好きになってほしいです!

英文を書いてもらっている中で、一番多く受ける質問は、やはり「冠詞」についてです。「この場合は”a” ?”the”? それとも複数形?」という質問。でも、こういう質問が出るということは、冠詞を入れなきゃいけないとわかっているということで、ある意味上級レベルの質問。

冠詞がどんな役割を果たしているか理解できていないうちは、何の疑いもなく「I have sister and brother. 」とか「I’m student.」と訳します。

私から何度も何度も「そこは”a”が必要!」「それは複数形!」と指摘されて、段々冠詞の重要性がわかってくるのですが、そうすると多くなるのが、こういう文です。

I went to Tokyo with a husband. (夫と東京に行った。)

名詞を限定する”the”と違って、冠詞の”a”が表すのは「どれでもいいから一つ」という意味。通常、夫は一人なので(そうですよね!?)「私の」夫と行ったなら、my husbandでなければなりません。

“A husband”と言われたら、聞いてるほうは、「この人、いったい何人(取り替え可能な)夫がいるんだろう?」と思うことでしょう。10人くらい夫を所有していて、その日の気分に合わせて連れていく夫を選んでるようなイメージ(笑)。

一般的に、「冠詞は数えられるものにつく」と学校で習ったと思いますが、それでは、こんな文章を見たら、みなさんはどう解釈しますか?

How about a Tuesday?(火曜日はどう?)

曜日とか月の名前には冠詞がつかないから間違い?

日本の学校では、このような冠詞の使い方を教えてくれないので、「間違い」と思う人が多いのですが、これは間違いではありません。

How about a Tuesday? という表現は、「カレンダーのどの火曜日でもいいから、とにかく火曜日はどう?」という質問です。

一方、How about Tuesday?のように、”a”がない火曜日は、「直近の」火曜日を指します。「今度の火曜日はどう?」という提案。

曜日に”a” がつくだけでなく、時には複数形にもなります。”On Wednesdays”のように複数形になると、「毎週水曜日」という意味です。

We’re closed on Wednesdays and Saturdays.(毎週水曜日と土曜日は定休日です。)

I go to yoga class on Friday mornings.(毎週金曜の朝ヨガに行ってるの。)

誰かとスケジュールを調整している時、相手が「水曜日はどう?例えば15日とか」と言ったとします。カレンダーを見ると、15日は火曜日です。そんな時は、こんな風に確認できます。

The 15th is a Tuesday. Do you mean the 16th? (15日は火曜日ですが。あなたが言ってるのは、16日の水曜日のこと?)

冠詞は固有名詞につくこともあります。例えば、人の名前。

The Kevin I know is married with a kid, so he must be different from the Kevin you’re talking about.  (私が知ってるケビンは結婚して子供がいるから、あなたが話している人は別人だと思う。)

とか、同じ名前の子がクラスに複数いるとき、The Rachels in my class are smart and funny. なんて複数形になったりもします。

冠詞の機能、なんとなく見えてきましたか?冠詞の感覚が身についてくると、会話や文章のちょっとしたニュアンスを掴み取ることができるようになって、理解度がぐーんと上がります。一朝一夕にマスターできるものではないですが、まずは、インプットの段階で冠詞に「意識を向ける」ことから始めてみてはどうでしょうか?

インプットとアウトプットのバランス

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いろいろなお豆がたっぷり入ったパウンドケーキ。お菓子作りが大好きという生徒さんからの差し入れです。この緑は抹茶の緑かなと思って聞いたら、なんと青汁なのだそうです。とっても優しい味がしました。

改良を繰り返しながら完成させたというこのレシピ。英語に訳して、次回のレッスンに持って来てもらうことにしました。宿題!

これまで何度か英語のレシピを読んだり、英語のお料理番組を見たりしながら、料理に必要な表現や単語を学んできましたが、今度は自分がレシピをシェアする番。持ってきてもらったレシピは、来週末にでもこちらにアップロードしますね。もちろん英語と日本語で。

日本で英語を勉強していると、どうしてもインプット過多になってしまうのではないでしょうか。英語に関する本やウェブサイトからの情報量は半端ないし、TOEICにしても英検にしても、測られるのは実践力より「知識の量」。

英検3級は中学卒業レベルという設定ですが、今は小学校を卒業する前に挑戦して合格する子がばんばん出ています。私のところに来ている中学生も、すでに準2級に合格している子が何人かいます。

なのですが、じゃあ「毎日何時に起きますか?」とか「朝食には何を食べますか?」っていうような簡単な質問を英語で言ってみて、と聞いてスラスラ言える子は皆無です。「どう言えるかな」って考える前に「日本語を英語にする」という作業にアレルギー反応を起こす子が大半。選択肢の中から選ぶとか、穴埋め問題だと張り切って取り組んでくれるのですが、、、。

「毎日何時に起きますか」っていうような英語が言えないのに、英検の級ばかり上がって、日常の会話には絶対でてこないような語彙が増えていくって、、、どうなんでしょう。

そんな訳で、私のレッスンではとにかく「話す」「書く」ということをやってもらいます。英検3級持っている子なら、英検3級の問題に出てくる内容を自分で発話できるようになることが目標。リスニングテストも、選択肢なしで内容を理解して答えを導きだせるように練習します。

大人の方は、逆に、インプットが足りていない方が多いので、英語で情報を探して、内容を理解する練習に時間をかけますが、それでも早い段階からアウトプットの割合を増やしています。レシピだったり、日記だったり、レビューだったり、レベルや好みに合わせていろいろ。

とにかく使うこと。使いながら、いっぱいいっぱい間違えながらでないと、英語は絶対に、そう、

絶対に

習得できません。

input過多になってしまった後、outputの練習をさせられる中学生の気持ち、私もそうだったからわかります。ものすごいストレス。その気持ちをよーく理解した上で、それでも「慣れちゃえば、全然難しいことじゃないんだよ」ってことを体感してもらうべく、今日も「さーばんばん話そう」「さーばんばん書こう」と笑顔でお尻を叩く(!)毎日。

英語で自分を表現すること、相手の思いに理解を示して、共感すること。そんなことが普通にできる人を増やしていくことが、自分が今この場所で果たす役割なのだな、と感じる今日この頃です。

3行日記のススメ

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I think I’m getting a cold…

ちょっと風邪っぴきで、いろいろなことが思うように進みません。。。

今月からレッスンをスタートしたCさんは60代前半のご婦人。近々アメリカに嫁いだ娘さんを訪ねる予定があるので、その時に備えて基本からしっかり学びたいと受講を決められました。

しきりに「もう年だから覚えが悪くて。。。」「私が一番の落ちこぼれでしょう?」と不安を口にされますが、

「そんなことありません!!!」

日常的に英語を使う環境にない中で、忙しい合間を縫って勉強しているのだから、1ヶ月や2ヶ月で学習成果が見えないのは当たり前。使える英語が身につくかどうかは、始めたばかりなのに「これ以上続けても無駄」と思ってやめてしまうか、「もう少しがんばってみよう」と踏ん張るかの違いだけです。(学習方法が正しい場合に限りますが)

Cさんとの初回レッスンの時に、毎日英語で考える癖をつけるために「3行日記」を書いてみては?とちらっと言ってみました。日記と言っても「〜時に起きた」「〜時に寝た」「〜を食べた」っていうようなレベルでいいんですよ、と。プレッシャーに感じて欲しくなかったので、やんわりと。

そしたら、次のレッスンのときに、1週間分の日記でびっしりのノートを持ってきてくれたのです。すごい!すごすぎる!

まだ教えていない文法項目なんかもいっぱい入っていたので、「どうやってやったんですか?」と聞いたら、「インターネットで調べました。だけど、なんか変な文になってますよね?」と。

確かにへんてこりんな文章になってるものもあります。だけど自分で調べながらよくぞここまで!と感動しっぱなしの私。パパッと間違っているところを訂正して、家でゆっくり見直してもらうことにしました。

この調子でいくと、あっという間にノート一冊終わっちゃいそう。ノートを見返していくと、自分の英語がどう「進化」しているかよーくわかるので、いいモティベーショになるのではないでしょうか。

添削する側としてもCさんの日常がよく観察できて楽しいです。「うちの生活が丸見えですよね。」ってCさんは恥ずかしそうにしてますが(笑)。

ただの日記じゃつまらないって思ったら、妄想日記はどうでしょうか?

「今日は彼のプライベートジェットでパリの美術館に行った。」

とか、

「夫がサプライズでダイヤのネックレスを買ってきてくれた。」

とか。もちろん英語で書いてくださいね!

あと私が始めたいと思っているのは、”gratitude journal”です。毎日、当たり前過ぎて、感謝の気持ちが薄れてるなーって思うようなことを、日記に書いてみると、自分がいかに恵まれているかを思い知らされる。「幸せすぎてどうしよー!!!」って叫びたくなることでしょう。

英語でどう書いたらいいかわからない?とい方は、こちらのブログポストとコメント欄を参考にしてみてくださいね。

What are three things you’re grateful for?