歌って学ぶ英語のフレーズ: “Count On Me” by Bruno Mars

「英語の歌を歌って、英語の勉強したいんですけど、おススメありますか?」

小学生の女の子から質問されました。が、最近の流行に全くついていけていないわたし。困って、「どんな音楽が好きなの?」と聞いたら、「Bruno Marsとか?」ということだったので、彼らの曲を片っ端から聞いて、見つけたのがこれ。

使われている英語のレベル、歌いやすさ(テンポ)、歌の内容、すべてにおいて、「これ以上ない」というくらい spot on。特に、小学生から高校生くらいの英語学習者にピッタリ。

大切な友達が、簡単に解決できないような困難にぶち当たって、悩み、苦しんでいたら、どんなことをしてでも助けるから。それが友達ってものでしょ。だから、一人で悩まないで、自分に相談してよ。信頼してくれて大丈夫だから。いつでも頼ってよ。”Count on me!”

Count on A”は、「Aを頼りにする、Aに任せる」という意味。サビの部分、

“You can count on me like one, two, three. I’ll be there”

ここでは、「頼りにする」という意味の”count on”に、「数える」という意味の”count”をかけて使われています。「1、2、3って数えてみて。任せてよ。すぐに駆けつけるから。」

逆に、全く頼りにならない友達がいたら、”You can’t count on him/her!”と言ったり、自分が頼りにされたら困るというような状況では、”Don’t count on me!”と言って、牽制したりできます。例えば、こんな状況。

A: Hey, can you come pick me up at the station this evening?  (今晩駅に迎えにきてもらえる?)

B: Don’t count on me. Not sure what time I can leave office. (当てにされても困るよ。何時に会社出られるかわからないから。)

***

動詞”count”についてもう少し掘り下げてみましょう。

COUNT me IN / COUNT me OUT

“Count on me”ととてもよく似ていますが、 “Count me in“という表現があります。これは、直訳すると「自分も数に入れて。」という意味で、要は、「自分も参加する。」とか「自分も仲間に入れて。」ということ。

A: We’re going to the movies tonight. Do you want to join us? (今晩みんなで映画行くけど。どう?)

B: Yes! Count me in! (行く!行く!)

“Count me out” だと全く逆の意味になって、「自分は数に入れないで。→ 自分は興味ない。遠慮します。」という意味になります。

A: We’re going to the movies tonight. You’re coming, right?(今晩みんなで映画行くけど。来るよね?)

B: Um, I have to finish my assignment by tomorrow. So, count me out. Sorry. (課題明日までに終わらせないといけないから。やめとく。ごめん。)

 

Comic books don’t count. 「漫画は数に入りませんよ。」

これは、どういう場面で使われるか、簡単に想像できますよね?例えば、

“How many books did you read last year? Comic books don’t count, by the way.”
(昨年は何冊本読んだ?あ、漫画は数に入らないから、入れないでよ。)

それとか、映画「マイ・インターン (the Intern) 」では、こんな風に使われています。

She loves to ride her bike through the office.

That woman does not like to waste time.

Plus, she counts it as exercise.

(彼女、オフィス内を自転車で移動するのが好きなんです。
時間を無駄にするのが好きじゃないから。
それに、エクササイズとしてカウントしてるのでね。)

Age doesn’t count. 「年齢なんか問題じゃない。関係ない」

この場合の”count”も「(物・事が)数に入る」という意味から派生して、「(物・事が)→ 重要だ。大切だ。」という意味になります。自動詞なので、後ろに目的語はきません。

A: Oh, I really wanted to come pick you up, but …  (迎えに行ってあげたかったんだけど、、、)

B: Oh, it’s okay. It’s that thought that counts. Thank you anyway. (大丈夫。その気持ちがうれしいです。ありがとう。)

It’s that thought that counts.” この表現は是非セットで覚えてください。やってあげたいことがあっても、様々な事情で行動に移せなかった場合、「その気持ちだけでうれしいですから。気にしないでください。」と言って、相手の気持ちを軽くしてあげられます。ちなみに、”it’s *** that …” は強調構文ですね。That thought counts.という文のthat thoughtを強調しています。

まとめ

「好きな曲で英語を学ぶ」場合、大事なこと。それは、単に日本語の意味をネットで探して内容を理解するだけでなく、使われている言葉一つ一つがもつ意味を「英語で」しっかり捉えるということ。

この歌で使われている単語やフレーズは、中学から高1レベル程度。しかも、”be supposed to do”とか “remind”とか””stuck” など、日常生活で聞かない日はないというくらい最重要の表現ばかり。歌詞をしっかり理解して歌うことで、単語のイメージ、意味の広がりが体感でき、自信を持って使えるようになります。

また、音に合わせて歌うことで(なりきって!)、英語のリズム、発音も身についていきます。

最初から100%を目指そうとせず、まずは、サビの部分から始めてみてください。それから、自信を持って歌える部分を少しずつ増やしていくと良いでしょう。

これからも、おすすめの曲があれば、ご紹介していきますね。

I hope this helps!

動詞Play「遊ぶ」以外の用法いろいろ。

中学生や高校生とのレッスンでは、

「週末どうだった? How was your weekend?

とか、「今週末の予定は? What are you up to this weekend?

なんて質問しながら、small talk することにしてるのですが、返ってくる答えで一番多いのがこれ。

I played with my friend. (友達と遊んだ。)

日本語をそのまま英語にすると、確かにこうなりますよね。うん。

公園で走り回って「遊んだ」のならplayでいいけど、、、。

中学生、高校生が言う「遊ぶ」は、多くの場合、「一緒に買い物に行った。」とか「カラオケ行った。」とか、「映画見に行った。」とかですよね。

こう言う場合の「遊ぶ」は、”hang out” でしょうね。

それか、もっと具体的に、

  • I went to karaoke with a friend.
  • I went shopping with a friend.
  • I went to the movies with a friend.

などと表現した方が良いですね。

鬼ごっこして遊ぶ

「鬼ごっこ」とか「かくれんぼ」して遊ぶ場合は、もちろんplayを使います。

「鬼ごっこ」は、play tag.

「かくれんぼ」は、play hide-and-seek.

ちなみに、鬼ごっこで、鬼は、”It”(イット)。

「タッチ。Aちゃんが鬼!」っていうのを英語にすると、

“Tag! You are it!”

こういう時の”It”(イット)って、「顔がない、何者かわからない、想像したくてもできない」そんなイメージでしょうか。

同様に、「おままごとして遊ぶ」は、play house、「お医者さんごっこする」は、play doctor.

下のビデオでは、オリビアが “playing hotel” していますよ。

Don’t play small!

Play「遊ぶ」以外の用法としては、「スポーツをする」「楽器を演奏する」「役を演じる」などがありますが、下の英文にあるplayは、すべて「役を演じる」と言う意味から派生した表現です。どんな意味になると思いますか??

  1. I had a lot of friends. I played normal.
  2. She should stop playing small.
  3. My dog plays dead to avoid bath.

簡単でしたか?

1番目は、「普通であるふりをする。」

2番目は、「自分の能力を、実際より小さく見せる。」「目立たないように、振る舞う」

3番の答えは、これを見たら一目瞭然。最高に笑えます。

私が特に気に入ってるのは、これ。犬って、どうしてこんなにお風呂が嫌いなの?

“Are you ready for a bath? Do you wanna bath?” (お風呂に入るよ。)

ものすごい勢いで、ベッドの下に隠れる。

“Do you wanna go for a walk?” (散歩行こうか?)

ものすごい勢いで、ベッドの下から出てくる。「行く!行く!」

わかりやすすぎ(笑)。

ディクテーションで五感を研ぎ澄ます

「英語のシャワーを浴びる」という表現をよく耳にします。

聞き続けていたら、ある日突然聞こえるようになった!

聞いてるだけで、話せるようになった!

こういう謳い文句、ついつい信じたくなりますよね。

「英語をいっぱい聞いてれば聞こえてくるようになりますか?」という質問よく頂きます。

答えは、YES and NO. 実践の仕方によります。

英語のCDやラジオをずっとかけっぱなしにしていたとしても、「注意をして聞く」という作業なしでは、ただの「雑音」もしくはBGMでしかありません。

知らない単語は、聞こえない。知ってる単語であっても、前後の単語や話者が変われば、「えー、今の “but” だったの?」なんてことも。

こちらの投稿で紹介した通り、「カップボード」という単語。スペルもそのまま “cupboard”なのですが、発音となると、カタカナからは想像もつかない音になります。聞いている音源の中で、この単語が使われていたとして、実際の発音を知らない人が、果たしてカップボードだと気づくことができるでしょうか?

流れている英語をただ漫然と聴いているだけでは、何時間音のシャワーを浴びても、永遠に聞き取れるようにはならないでしょう。

そこで登場するのが「ディクテーション」です。

聞こえてくる音を文字に書き起こしていく作業のことですが、私が愛してやまない学習法なのです。

ディクテーションの効用は、いくら強調してもし過ぎることはありません。私がディクテーションの効果を始めて実感したのは、大学生の時。第二外国語で取っていたフランス語の教授がやり方を教えてくれました。効果を実感して、英語の勉強にも活用するようになりました。

最初のうちは、一つの短い文も一度では書き取れず、何回も音声を止めては書き、止めては書き、の繰り返し。書きながら、一つ前の文の単語の聞き間違いに気づき、前に戻ってやり直したり。

それが慣れてくると、一度に聞き取って書き取れる単語数が増えていきます。そして、聞こえてくる音も、文脈や文の構成を考えながら、単語を選べるようになります。例えば、「今 “washed” って言ってたけど、どうしてここに過去形?あー完了形の”have”を聞き逃してたんだ。」とか。「この単語、単数形なのはおかしいな。複数形だったかな?」と聞き直してみたら、やっぱり複数だったとか。

何回聞いても、聞き取れなくて、トランスクリプトを確認したら、”risen”だった。これって「リズン」って読むんだー。ずっと「ライズン」だと思ってたー。なんていう気づきもあるかもしれません。(いや、いっぱいあるはず!)

ディクテーションのメリット、私が今思いつくだけで、これだけあります:

  • 自分が勝手に「こうだ」と理解していた、発音、意味、文法の間違った思い込みを解消してくれる。
  • 強弱、リズム、前後の単語との関係による音の変化に敏感になる。
  • 一度に書ける単語数が少しずつ多くなる。つまり、一度に聞き取れる単語の数が増える。
  • コロケーションが身につくことで、次の言葉を予想できるようになる。
  • 音からスペルを予想して、辞書で調べられるようになる。
  • 新しい単語や表現がコンテクストと一緒に覚えられる。(ので、定着しやすい)

が、一番大きな利点は、「ディクテーションの作業を通して何回も何回も同じ音源を聞く」

ことではないでしょうか。

10回聞いても聞き取れない、ということが頻発するので(苦笑)。経験者の方は、わかりますよね?ね?

音声に合わせてテキストを読むだけの練習は、暗唱目的でもない限り、すぐに飽きてしまいます。それに、独学の場合、発音やリズムの細かな変化に自分で気づいて、真似することも簡単ではありません。

これに対して、真っさらな状態で「英語の音を聞いて書く」ディクテーションは、普段使わない脳の部分を刺激してくれるような気がします(専門家ではないので断言できませんが)。

それに体全体を使う全身運動であることも間違いありません。

少しずつでもいいから、コツコツ続けていけば、リスニングの力だけでなく、話す、書く、読む力も育っていることが実感できるようになるはず。スポーツのトレーニングと同じで、数回やっただけでは効果は見えないでしょうが、必ず、筋肉は育っています。大丈夫!

ディクテーションに使えるテキスト、英語のサイトなどもご紹介したかったのですが、時間切れ。次回の投稿で書きたいと思います。

 

ボキャブラリーは読んで使って増やす。

IMG_0937高校生を何人か教えていますが、みんな単語の勉強が好きですね。

使っている単語本を見せてもらいました。使い込んでいる様子が伺えます。

高校生や大学生に人気があるという単語学習用の書籍について、レビューを読んでみました。
評価はかなり高いようです。社会人の方も、TOEIC対策として活用しているのですね。ふむふむ。

受験生が単語学習に力を入れたくなる気持ち、よくわかります。成果が見えやすいですもんね。

今日は10個覚えた。明日は15個!って、数で見えるし、苦手な長文も、「語彙が増えたら、もっとわかるようになるはず」と、頑張れちゃうのかな。

英文読解や日常のコミュニケーションに、ある程度の単語力は、確かに必要です。だけど、日本語の意味を知っている単語が増えれば、自動的に「英語がどんどん読める(話せる)ようになる」というのは幻想です。

英単語と日本語訳は1対1の関係にないからです。

例えば、expectという単語は、「予期する、期待する」と訳されますが、hopeと置き換えて使うことはできません。「楽しいこと、うれしいことを期待する」という意味が入っていないからです。

また、orderという単語の意味を「命令(する)」とだけ覚えて、「順番」を意味する名詞については、わかっていなかったり。

私個人の意見ですが、英単語は(日本語の訳に頼るのではなく)、その単語が持つイメージを掴むことが大切だと考えます。

例えば、catchという動詞。辞書を見ると、「つかむ、とらえる」と書いてありますが、「動いているもの」を「つかむ、追いかける」イメージです。

飛んでくるボールや、走っているバスやタクシー、それとか、逃げようとする泥棒。

このイメージがわかると、”catch up with someone” というイディオムの意味が、簡単に想像できるようになりませんか?

また、文法をないがしろにして、単語だけ増やしていくと、どんなことが起こるでしょう?

  1. 英語のセンテンスを見る。
  2. ひとつひとつ単語を日本語に置き換える。
  3. 日本語を(無理やり)つなげる。
  4. Voila! 日本語訳の完成!?

かなりの確率で、意味不明の日本語が出来上がっていることでしょう。

日本語だと、単語を並べていけば、けっこう意味が通じたりしますが、英語は、並び順が変わるだけで、全然違う意味になっちゃったりするのです。構文の理解が必須。

文法がわからないまま、英単語の知識だけで訳そうとすると、

I do my homework after dinner. という文章を

「私は夕食の後、宿題をしなければならない(?)」と訳したり、

I could meet her in Tokyo. という文章を、何の疑いもなく、

「東京で彼女と会えた。(?)」と理解してしまったりもします。

 

ということで、結論。

  1. まずは、文法の基本をしっかり学び、使いこなせるようになること。
  2. 単語は、日本語訳だけではなく、イメージを使って、意味の広がりをしっかり押さえること。
  3. そして、文章や会話の中で、文脈と合わせて単語を覚えること。

単語本は、補助的に使う分には問題ないですが、それに頼り切ってしまうのは勉強法として的外れです。

How to “dress” your salad & Nigella Lawson videos

ここ数週間、時間があるときYouTubeでずーーーっと見てるのが、イギリスの料理家Nigella Lawsonの料理番組。90年代後半から始まった彼女のお料理番組。Nigella Bites, Nigella Feasts, Nigella Express, Nigella Kitchenと進化して、今はアメリカの料理チャンネルにも進出してるみたいですが、90年代後半から2010年までに放送されたものが、今年に入ってどどーんとアップロードされたのです。

美人でセクシーな外見とは裏腹に、動作全てが豪快。食べっぷりもめちゃくちゃいい。撮影は彼女の自宅で行われているので、ライフスタイルも覗けて、とにかく楽しい。何回見ても飽きない。

エピソードがたくさんあるテレビ番組をオンラインやDVDで一度にまとめて見ること、英語で”binge-watching”というのですが、昨日の私を英語で表現すると、こんな感じ。

I was up till 3 a.m. binge-watching Nigella’s cooking shows on youtube.
(youtubeでナイジェラの料理番組ずーっと見てたら朝の3時になってた。。。)

それで、昨日は(も?)↓のビデオをを見てたのですが、サラダのドレッシングを作りながら、ナイジェラが面白いイタリアのことわざを教えてくれたので、シェアしたいと思いました。

こうです。

“Italians say you need four people to dress a bowl of salad. A generous person to pour the oil, a wise person to sprinkle the salt, a stingy person to add the vinegar and a patient person to toss it – 33 times is said to be the minimum.”

イタリア人は、サラダのドレッシングを作るのに4種類の人間が必要だと考える。気前がいい人がオイルを注ぎ、思慮深い人が塩をふり、ケチな人が酢を加え、忍耐強い人がサラダを和える。最低でも33回。

なるほどー。

ところで、サラダの「ドレッシング」って英語の”Dress”から来てること知ってましたか?

サラダにドレッシングをかけること、英語にすると、”We dress a salad with olive oil and salt.” (直訳:サラダにオリーブオイルと塩のドレスを着せる)なんて言えます。

今日のサラダには何を着せましょうかねー。忍耐強い人が足りないときは、声かけてくださいね。サラダスプーン持って駆けつけますので(笑)。