親子で英語レッスンのススメ

「英語は何歳から始めたら良いでしょう?」

「子どもに英語を習わせたいのですが、なかなか興味を示してくれなくて、、、どうしたらいいですか?」

小さなお子さんを持つお母さんから、このような質問を受けるたびに、「まずは、お母さんが始めてみるというのはどうですか?」とお答えしています。

そう言うと、大体は「あはははは、先生、からかわないでくださいよー。」と冗談言ってると取られるか、「えー、自分には無理です!!!」ときっぱり否定されるかのどちらか。

私はかなり、というか、1000%本気で言ってるのですけどね。

「英語を始めるなら、早ければ早いほどいい。」と、幼児向けの英語教室に毎月数万円かけて通わせることを検討されている方の話もよく聞きます。

だけど、、、どんなに良いカリキュラムで、良い先生がいたとしても、週1〜2時間のレッスンでは、大きな効果は期待できないでしょうね。

レッスンで学んだことを、日常の中で使っていくことで、初めて、「英語をもっと使いたい。」「もっと新しい単語、フレーズを覚えたい。」「英語にもっと触れたい。」という欲求が出てくるからです。

そのためには、レッスンを受けているお子さんだけではなく、家族総動員で、日常的に英語を使う環境を作っていこうという努力が必要になってきます。

こう言うと、「そんな環境、作るのに10年かかりますよ!」「発音もやっぱりネイティブじゃないとダメでしょう。」と言い返されるのですが、それは、多分設定している基準が高すぎるのです。

「完璧な英語が話せないとダメだ。」と思い込んでいる方が、日本にはとても多いように感じます。だから、「間違うことを心配しすぎて、言葉が出てこない。」→「間違うチャンスがないので、学びがもない。」→「知識ばかり増えて、実践力がつかない。」という悪循環に陥ってしまうのでは。

家族で英語を使うと言っても、政治や哲学談義をしろと言っているのではなく、

「ご飯できたよー。」
「寝る時間だよ。歯磨きなさい。」
「お腹すいた?まだ食べられる?」

というような、3−4語で終わるようなフレーズを、毎日の生活の中で使っていくことをお勧めしているだけです。

レッスンの送り迎えの際も、英語を使おうと思ったら、実践の場が山ほどあります。先生に英語で挨拶する、とか、「遅れます。あと何分で着きます。」「休みます。」などの表現も覚えられます。相手からどんな返事が返ってくるかみて、返答の仕方も学ぶことができます。(いきなり、英語で電話するのは怖い、、と思ったら、メールから始めればいいですね♪)

そうやって、使っていくことで、レパートリーが増えていくし、英語のドラマや本などからも新しい表現がどんどん入ってくるはず。使う前提で学ぶからです。

そうは言っても、始めのうちは、間違って使ってしまうことも多いでしょう。だけど、心配することはありません。「この表現であってるかな?」と思ったら、グーグルするとか、レッスンの際に、先生に聞いて確認すれば良いだけのこと。間違っていたら訂正すれば良いのです。

発音だって、自分の発音に自信がないからと、神経過敏になる必要はありません。家でも、英語のアニメやCDにたっぷり触れさせてあげれば大丈夫。

お父さん、お母さんが、楽しんで英語を勉強していたら、英語に興味を示さない子どもでも「なんか楽しそうなことやってる。」って、関心を示してくれるはず。「自分ばっかり、面白いことやって、ずるい!」って言うようになったらしめたもの。

日本で英語を学ぶ上で最大の壁は、日常的に使うチャンスがほとんどないということ。家族で一緒に学ぶということは、会話のパートナーがいつもそばにいる、勉強したことをシェアしあえる仲間がすぐそばにいる、ってことですよね。一緒にユーチューブ見たり、映画を見ながら、新しい表現を学んだり、発音を練習したり、ってとっても素敵だな〜って思うのですが、いかがでしょうか?

家族で楽しめる動画でオススメなのが、Olivia the pig。日本語の字幕はありませんが、自動生成の英語字幕はあります。全部を理解しようとせず、まずはストーリーを追うことを優先してみてください。何度もみているうちに、大体こんなこと言ってるんだろうなーって想像できるようになります。そして、英語のフレーズが突然耳に飛び込んできたりします。冒頭の「鏡よ、鏡よ、鏡さん〜〜」って、英語で何て言ってるか聞こえますか?

YOLO 語学学習と年齢の関係

紫陽花 Hydrangea
紫陽花 Hydrangeas

先月からレッスンを受け始めた10歳の女の子を見ていて、つくづく思うこと。

語学の上達スピードについて言うと、年齢よりも性格の影響がずっと大きいんじゃないかってこと。

この子はとにかく人とコミュニケーションをとることが大好き。

学校にいる外国からの友達と話してみたい!いろんなこと質問してみたい!
新しい単語は習ったそばからすぐ使ってみたい!
「もしもしって英語でどう言うの?Hello?ね。じゃあ、早速お母さんに電話して使ってみよう。」

こんな感じ。間違ったら恥ずかしいなーっていうような様子は、1ミリも見受けられません。

週に1回のレッスンだから、もちろん忘れちゃうことも多いです。だけど、レッスンに来ることが楽しくてしかたない。新しい表現を学ぶことがうれしくてしかたない。そんな風に勉強してたら、日常生活の全てが学びになる。

「こういう時、どうやって言うのかな。今度先生に聞いてみよう!」とメモしたり、
「今日はこんなこと勉強したよ。」って家族とシェアして、みんなで使ってみたり。

ウキウキ勉強してる子を見てるだけで、こっちも楽しくなって、レッスンにも力が入ります。

今週は、ニューヨークから友人が遊びに来て、一緒に楽しい時間が過ごせたのですが、その友人が日本語に興味をもって学び始めたのは、50代前半の時でした。最初は、すぐに成果が出ないことがストレスになっていたようでした。だけど、日本についてもっと知りたい、日本語が話せるようになりたい、という気持ちは消えることなく、機会を見つけては、学校に通ってみたり、チューターをつけてみたりと、コツコツ勉強を続けること8年。今では、書くのも話すのも上手です。楽しそうに日本語でコミュニケーションを取っている友人をみていると、語学を教える者として、本当に励まされます。

語学を勉強してみたい、という気持ちがあっても、年齢を理由にあきらめてたりしませんか?

YOLO: You only live once.

スマホと携帯の境目

時代とともに言葉も変わるものですが、ある年代を過ぎるとその変化に気づくまで時差ができますね。年齢というよりは、日常触れているメディアによるのかもしれません。

小学6年生とのレッスン中に面白い発見がありました。

私が日本語を勉強中の留学生っていう設定で、いろいろな物を見せて、”What do you call this in Japanese?”(これ日本語で何て言うの?)と質問していました。私のiPhoneを見せて、

私: “What do you call this in Japanese?”
小学生: It’s called スマホ! (スマホって言うよ)
私: (携帯電話っていう答えを期待してたんだけど。。。)
小学生: (私の顔を見て、何かを察知。)It’s called スマートフォン!
私: (そう来たか。。。)

「アイフォン」っていう答えはあるかなと予想していましたが、「携帯電話」って言葉が出てこなかったのは意外でした。友人にこの話をしたら、若者の間では「携帯電話=ガラケー」と認識されつつあると教えてくれました。へー。

もう一つ、変化を感じているのが「アパート・マンション」の使い分けについて。

私が住むのは木造3階建ての集合住宅。エレベーターもないし、私の認識では「(いわゆる)アパート」と呼ぶにふさわしい建物なのです。ですが、この建物を皆さん「マンション」と呼ぶのです。「アパート」って言ったら失礼っていう感覚があるのでしょうか。それとも、もっと別の判断基準があるのでしょうか。外階段かどうかとか、築年数とか。日本を留守にしていたたった5年の間に「(いわゆる)アパート」が「(いわゆる)マンション」に格上げされていて、まさにカルチャーショックでした。

アメリカ英語だと、マンションもアパートもみんな”apartment” (or “condo”) ですが、ここで気をつけたいのは、”apartment”は自分の居住スペースのみを差し、建物全体を差すときは”apartment building“と言う必要があるということ 。日本語では、アパートやマンションというと、居室よりも建物全体を差すことが多いですよね?

いずれにしても、私は「マンション」というと、こういうの(↓)をイメージしてしまうため、気軽に使えないのです。

Estate-Mansion-in-South-Africa_1みんなアパートでいいじゃない!って思うのは私だけでしょうか。。。