「ないものねだり」英語で言うと?

「ないものねだり」って英語に訳すとどうなるかなぁ。

こんな思いが頭をよぎったのは、自分がまさに「ないものねだり」の状態にあるからでしょう。

ニューヨークでの生活がたまらなく恋しくて、今すぐフライトを予約して飛んでしまおう、という衝動に駆られること、何度もあります。

ニューヨークの友達と電話で話してて、”Trader Joe’s is gonna open a new store in our neighborhood next month!” (来月近所にトレーダージョーズのお店が新しくオープンするよ。)と言われると、オープン初日に合わせてフライト探そうかなんて考えたり。

お掃除してるときなどよくストリーミングしているWNYC(ニューヨークのパブリックラジオ)で、お天気情報が流れるのですが、それを聴きながら「今日の午後は雨かー。傘持って行かないと」という思いが頭をかすめた後、「あー、これニューヨークの天気だ!」と我に帰る、、、ということも多々あります。

日本に住んでいながら、心はアメリカにいる、というこの状況。なんか、前もあったような???

わかりました。ニューヨークにいた時の私です。日本が恋しいとか、日本に帰りたいという気持ちはこれっぽっちもなかったのですが、「日本でしか買えないもの、手に入らないもの」に異常に執着していた記憶があります。日本人ブロガーが「ラー油!」「塩麹!」と大騒ぎしているのを見ては、「輸入してでも試してみたい。」と思ったものです。暇さえあれば、ブライアントパークにある紀伊国屋書店に通って、本や雑誌を立ち読みして、日本語の活字を貪り読んでもいました。

以前暮らしたオーストラリアのメルボルンには、日本の本屋さんがなくて、それがすっごくストレスだったので、紀伊国屋は私にとってオアシスでした。それに加えて、ニューヨークには無印やユニクロ、ブックオフもありますからね。心強い存在です。

それでも、日本国内のお店に比べて圧倒的に品数が少ないので、欲しいものがすぐに手に入らないストレスがありました。例えば、無印の折りたたみ傘とか(アメリカのものはすぐに壊れる)、リングノートとか。今思うと、どうしてそこまでして手に入れないといけなかったんだろう?と自分でも不思議に思うのですが、その時は、絶対妥協したくなかったのですね。無駄なことにエネルギー使っていましたね。

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日本に帰ってきた今、あの時の私が「欲しくて、欲しくて、たまらなかったけど手に入らなかったもの」が、簡単に手に入るようになりました。だけど、そうなると今度は「あー、この洋書が変えない。」だの、「あー、ホールフーズのコーンチップス!チョバーニ(グリークヨーグルトのブランド)!トンプソンの種無しぶどう!(私の大大大好物 笑)」と、ないものねだりが始まるわけです。。。

ニューヨークでの生活をよーく思い返してみると、良い思い出ばかりだった訳では決してありません。大体がサバイバルモード。今日はエレベーターが止まってる。次の日は、洗濯機が動かない。洗濯機が直ったと思ったら、ボイラーが壊れて、お湯が出ない。とかね。

こんなの日本じゃ有り得ないってむしゃくしゃしてたら、その後行ったカフェで見ず知らずのお客さんと話が盛り上がって、こんなの日本じゃないよねって思ってみたり。ふふ。

We want summer when it’s winter, and we want winter when it’s summer. There will never be a shortage of problems if we look for them. 

(冬になれば、夏が恋しいって言うし、夏になったら、冬が待ち遠しいって思う。不平不満は探せばいくらでも出てくる。なくなるっていうことはない。)

このブログでこれまで何度もシェアしているように、玄米茶や抹茶備長炭、昆布や海苔といった日本の食材、製品が、世界中で好んで消費されるようになった今、そういったものを、必要なときに、簡単に、しかも比較的安価で、手に入れられる環境にいることに感謝しないといけないですね。I’ll make sure to remind myself how lucky I am when I start complaining again.

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最初の質問に戻って、「ないものねだり」を英語にするとしたら、、、

今の私の状況はこのフレーズがぴったりでしょう。

The grass is always greener on the other side of the fence.

「隣の芝生はいつもこっちより青い」と訳されていますが、要は「ないものねだり」。

 

Who says you can’t teach an old dog new tricks?

英語のことわざに、You can’t teach an old dog new tricks.というものがあります。

There's a frog in my throat!
From There’s a Frog in My Throat! (Written by L. Leedy & P. Street)

老犬に新しい芸をしこむことは難しい→新しいことに挑戦するなら若いうちに!というような意味なのですが、実際のところはどうなのでしょうね。

私の周りには年齢に関わらず、新しいことに挑戦し続けている人がたくさんいます。私のレッスンに来て下さっているTさんのお姉さんは、60歳で退職してから英語を学び始め、めきめき上達。ボランティア通訳として地元で大活躍しているのだそうです。70歳になった今も勉強は続けていて、近々短期語学留学に出かけるのだとか。

そんなパワフルかつアクティブなお姉さんをもつTさんは、ずっと英語のレッスンに通ってみたいと思いながら、勇気が出ず、なかなか始められずにいたのだそうです。

「中学校でも高校でもまじめに勉強しなかったから。記憶力もどんどん落ちてるし。。」と繰り返すTさん。そんなこと全然関係ないんですよ!!!

最近「高齢者の記憶力と新しいスキルの習得」に関する興味深いリポートを読みました。

Learning A New Skill Works Best To Keep Your Brain Sharp” (新しいスキルを身につけて脳を効果的に活性化。)というタイトルのリポート。シニア層のグループを対象に、コンピュータや裁縫など今までやったことがなかったことに挑戦してもらい、それらのスキル習得が彼らの脳にどう影響するか調査したものです。

その結果、学んでいる内容が自分にとって手強いものであればあるほど、脳の活性化を促し、記憶力向上に好影響が見られたとのこと。

コンピューターを触ったこともなかった70代半ばの男性。被験者としてデジタルカメラのクラスをとることに。Photoshopの授業もあり苦労したようですが、その挑戦のおかげか、82歳になった現在も脳は非常にシャープな状態を保っているとありました。

ふつう脳の活性化と言えば、クロスワードパズルや数独 (Sudoku)が思い浮かびますが、単に頭を使うと言うよりは「自分にとって挑戦しがいがあるものに挑戦する」のが効果的だということですね。That means something that would put you out of your comfort zone!

何歳になっても、自分のコンフォートゾーンから飛び出す覚悟を常に持っていることが若さの秘訣ということでしょうか。自分もそうあり続けたいです!

動物に関する英語の言い回しがたくさん!暇があるとパラパラめくって楽しんでます。おススメ。